目立った独自機能は無いものの
小技が効いているDIGNO T
DIGNO Tではディスプレーを全体で再生することで通話が聞こえやすくなる、京セラ独自の「スマートソニックレシーバー」を本機も搭載。またスポーツシーンを想定し「Funner」と呼ばれる、ランニングやウォーキングを記録できるアプリがある。
さらにホーム画面は標準版と「JoyHome」があり、後者を設定すると、アプリの配置がわかりやすくなり、サクサク動く。設定にあまり目新しいものはないが、ロック解除のスライドパターンを変更できるので、ロック画面のアプリ配置をカスタマイズするのに便利だ。
また標準搭載されている「Y!ブラウザー」はメモリーの最適化機能、ブックマークや検索などが素早くできるスライド操作に対応。シンプルに使いこなせるので、他機種でもGoogle Playからインストールし、試してみてもいいかも。
全3勝のAQUOS ZETAは安定して強い
ARROWS、DIGNOにも光るものアリ!
今回、そして総合でもAQUOS ZETAを勝利としたい。いくつかの項目でDIGNO Tに負けるシーンがあったものの優秀な成績。過去の機種でもそうだったが、安定して良い結果を出すのがAQUOSシリーズの強みだ。それに今回はエモパーが楽しかった。ただ2年使い続けても同じ感想なのかはわからない。
ARROWS NXはスペックを考えればAQUOS ZETAに匹敵か、さらに上とも言える機種だがスタミナ面で差がついた。もともと3日持つと謳っているので、使い方、設定次第かもしれない。また、独自機能が豊富なので設定が大変。いじる楽しさはある。ASCII.jp読者向きか。
DIGNO Tは最後まで「スペックのわりに大健闘」という評価。スタミナテストでAQUOS ZETAを上回ったのは見事。スピードチェックもそうだったが、なかなかの結果は残している。ワイモバイルの料金も含め、AQUOS/ARROWSに比べれば2年の総コストは半分以下なのでコスパはやはり1番だ。
次回からはMVNOによる、いわゆる格安スマホを紹介する。特にハードはLTE対応で2万円台のミドルレンジクラスを選択し、MVNOのSIMもセットで使い、料金プランや通信速度の違いも見ていく予定だ。お楽しみに。
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