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業界人の《ことば》から 第123回

アップルが横浜に開発拠点をつくり、電子部品における日系企業の強みが改めて問われる

2014年12月23日 09時00分更新

文● 大河原克行

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2015年最大の注目点がここにある

 山本会長は、こうした日本ならではの技術が、電子情報産業における日系企業の成長を支えていることをベースに、アップルの動きを分析してみせたというわけだ。

一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)の山本正已会長(=富士通社長)

 アップルは、日本のテクニカル・デベロップメント・センターの規模や、具体的な役割など、詳細については一切明らかにしていないが、安倍晋三首相のコメントから飛び出した異例ともいえる発表ぶりからもわかるように、政府が強く関係していることや、横浜みなとみらいでの特区という場所からも、ヘルスケアなどの特定領域における研究開発の役割を果たすのではないかと見られている。

 アップルは、テクニカル・デベロップメント・センターをどんな形で日本に上陸させるのか。2015年の注目点だといえそうだ。

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