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1万円台からのWindows 8.1タブレット購入術 第1回

低価格Win8.1タブレット選びで重要な6つのポイント

2014年12月22日 12時00分更新

文● 正田拓也

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【重要ポイントその5】充電しながらの利用には一工夫必要
充電対応のOTGケーブルを用意

microUSB端子とUSB端子を変換し、充電も可能なOTGケーブル。USBホストケーブルとも呼ばれる

microUSB端子とUSB端子を変換し、充電も可能なOTGケーブル。USBホストケーブルとも呼ばれる

 タブレットといえばワイヤレスで使うことが普通だが、充電が切れそうになった場合には充電器につないで使う場合もあるだろう。特に、キーボードを使って長時間の入力作業をする場合、充電しながらが安心だ。

 そんなときに問題となるのが、そのままでは充電しながらUSBを使えない機種が多いこと。ほとんどのタブレットはmicroUSBが1つしかなく、その端子が本体充電も兼ねる。

 本体を充電をしている場合はUSBメモリーをつないだり、何かの周辺機器を接続することができない。

バッファロー「Android用充電機能付きUSBハブ 4ポートセルフパワータイプ」

バッファロー「Android用充電機能付きUSBハブ 4ポートセルフパワータイプ」。直販価格は2980円

 ただし、最近ではmicroUSBを通常のUSBポートとして使うUSB On-The-Go対応ケーブル(いわゆるOTGケーブル)に、充電用のポートが付いている充電対応のOTGケーブルも市販されていたり、バッファローからは「Android用充電機能付きUSBハブ 4ポートセルフパワータイプ(BSH4AMB03BK/N)」としてUSBハブまで一緒になったものもある。

 ただし、公式対応しているものはあまりなく、それ以外は動作不良を起こす可能性もあるので自己責任でやってほしい。

 もし、充電の心配なく使いたいならばmicroUSB充電でなく、別途ACアダプターがついている機種を検討するのもアリだ。

【重要ポイントその6】対応する無線LAN方式に若干違いあり!

NECプラットフォームズのモバイルルーター「Aterm MR03LN」は低価格SIMと組み合わせて使うのにうってつけ

NECプラットフォームズのモバイルルーター「Aterm MR03LN」は低価格SIMと組み合わせて使うのにうってつけ

 低価格タブレットは基本的にLTEや3Gといった通信には標準で対応しない。外出先での通信手段については、今は非常に多くの選択肢があるので、行動範囲や予算に合わせてさまざまなものが選べる。

 主に自分のスマートフォンのデザリング機能を使ったり、格安SIM+モバイルルーターという組み合わせが便利だろう。

 注意すべき点があるとすれば、タブレットが対応している無線LAN方式。最新のIEEE 802.11acに対応するものはほぼなく、5GHz帯に対応していない製品もある。とはいえ、5GHz帯しか使えない無線LANルーターはないと思うので、そう大きな問題にはならないだろう。

 また、公衆無線LANについては、よく行く場所によって適したサービスが異なるので、自分の使い方に合ったものを選んでほしいが、一部でセキュリティーの甘いサービスもあるので注意したい。

 iOSやAndroidのタブレットと異なり、Windowsはファイル共有の設定がしてあり、セキュリティー設定が甘いと同じ無線LANアクセスポイントに接続されたPCからイタズラされやすい。そういった設定も今一度確認したい。

 公衆無線LANサービスは専用の接続ソフトを用意していることもあり、Windowsなら接続ソフトも使いやすい。接続ソフトを使うことでセキュリティーが向上するサービスもあるので、ぜひ活用したい。

 次回から、今オススメのお買い得Windows 8.1タブレットを個別に紹介していく。まずはキーボードなしのタブレットからチェックしていく。

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