「LIFEBOOK WA1/S」と「LIFEBOOK WU1/S」を徹底比較! 第2回
オールラウンドなスタンダードノート「LIFEBOOK WA1/S」
高い汎用性がウリ! 格安構成でバリバリ使える富士通の最新ノート (4/4)
2014年12月19日 08時00分更新
ここからは試用機のベンチマーク結果をご覧いただこう。今回は最小構成をベースに、メモリーを4GBから8GBへ増設したモデルを使った。この構成で、富士通WEB MARTでの価格は8万6002円となる(21%オフクーポン適用後。クーポンの内容は変更されることがある)。国内メーカーのモデルであることを考えれば、お得感は高い。
試用機の主なスペック | |
---|---|
CPU | Celeron 2950M(2.00GHz) |
メモリー | 8GB |
グラフィックス機能 | インテル HD グラフィックス(CPU内蔵) |
ストレージ | 約500GB HDD |
光学式ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
Windows 8.1の快適さを表わす「Windowsシステム評価ツール(WinSAT.exe)」を試したところ、以下の表のような結果となった。CPUが下位モデルのCeleron 2950M(2.00GHz)であるにもかかわらず「6.4」と、なかなかの好スコア。メモリーも平均的なスコアと比べてかなり高い。ストレージは「5.9」とそれほど高くないが、これはストレージにHDDを採用しているため。HDDとしてはほぼ最高得点である。これだけのスコアであれば、Windows 8.1を長期間快適に利用できるだろう。
試用機の「Windowsシステム評価ツール」の結果(Windowsエクスペリエンスインデックス) | |
---|---|
CpuScore(プロセッサー) | 6.4 |
MemoryScore(メモリー) | 7.4 |
GraphicsScore(グラフィックス) | 4.8 |
GamingScore(ゲーム用グラフィックス) | 4.9 |
DiskScore(プライマリハードディスク) | 5.9 |
「CrystalDiskMark」でストレージのアクセス速度を計測したところ、シーケンシャルリード(読み込み速度)で100.2MB/秒という結果が出た。500MB/秒を超える最新SSDより速度は落ちるが、HDDとしては標準的だ。CPUの性能を計測する「CINEBENCH」では「CPU」が「1.71pts」と、2コア2スレッドの格安CPUとしては悪くない結果が出ている。コア単体の性能としては、3~4年前のハイエンド向けCPUに迫るスコアだ。
総合的な性能を計測する「PCMark 8バージョン2」の結果は、「Home conventional 3.0」で「1971」、「Work conventional 2.0」で「2345」と比較的高め。8万円台のノートであると考えれば、コストパフォーマンスは高い。
3Dゲームプレー時のグラフィックス性能を計測する「3DMark」では、もっとも負荷の低い「Ice Storm」で「30600」という結果だった。実際のゲームの快適さを計測する「ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」と「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.00」でも、画質と解像度を抑えることで問題なくプレー可能なスコアが出ている。インテル HD グラフィックスで3Dゲームを遊ぶのは厳しいと言われるが、設定を変更することである程度は遊べるようだ。
8万円台の格安構成でもストレスなく利用できる!
以上のように、「LIFEBOOK WA1/S」は8万円台の格安構成でも十分な機能と性能を持っていることがわかった。格安ノートはパワーや使い勝手がイマイチ、というイメージを持っている人はいるかもしれない。だがベンチマーク結果を見る限り、ネット閲覧や文書作成はもちろん、ちょっとした写真加工や3Dゲームなら問題ない。
レビューにあたって実際にWindows 8.1を使ったが、システムの処理待ちで作業が止まる場面はなく、ストレスを感じることなく使えた。仕事やプライベートでバリバリ使えるリーズナブルなマシンを探している人にこそ「LIFEBOOK WA1/S」をおすすめしたい。
この連載の記事
-
sponsored
第3回 新幹線でも快適に! 「LIFEBOOK UH WU1/S」は軽くて安いお勧めモバイル -
sponsored
第2回 高い汎用性がウリ! 格安構成でバリバリ使える富士通の最新ノート -
sponsored
第1回 10万円未満で買える、人気の最新ノートPCの選び方 - この連載の一覧へ