「LIFEBOOK WA1/S」と「LIFEBOOK WU1/S」を徹底比較! 第2回
オールラウンドなスタンダードノート「LIFEBOOK WA1/S」
高い汎用性がウリ! 格安構成でバリバリ使える富士通の最新ノート (2/4)
2014年12月19日 08時00分更新
前回も紹介したように、「LIFEBOOK WA1/S」はデスクに設置して使うタイプのノートPCだ。主な用途は文量の多いウェブページの閲覧や資料の作成、あるいは大量の写真を管理するのに向いている。バッテリー駆動時間は約2.4時間(JEITA 2.0)とそれほど長くないため、持ち歩きは自宅や職場内にとどめておくほうがいいだろう。
そのぶん、マシンパワーはモバイルノートである「LIFEBOOK WA1/S」よりも高い。最も価格の安いパーツを選んだ「最小構成」と呼ばれる組み合わせでも、ビジネスやプライベートでの作業には問題なく使える性能だ。動画編集や解像度の高い写真を加工するなど負荷の高い作業を行なうことが多いなら、購入時のカスタマイズメニューでより高性能なCPUを選びたい。予算や用途に合わせて自分好みのマシンに仕上げられる点が、カスタムメイドモデルの最大の魅力なのだ。
CPUは全4種類
「LIFEBOOK WA1/S」に搭載できるCPUは、全部で4種類。最も高性能なのはクアッドコアのCore i7-4712MQで、表に記載したスペックのほか、セキュリティー技術や仮想化技術などビジネス向けの機能に対応している点が特徴だ。性能順にCore i5-4210M、Core i3-4000Mと続き、試用機に搭載されていたCeleron 2950Mは最も性能の低いCPUとなる。だが価格が安いというメリットがあり、メールやネット閲覧には十分なパワーを持っている。
「LIFEBOOK WA1/S」で選択可能なCPUの違い | ||||
---|---|---|---|---|
Core i7-4712MQ | Core i5-4210M | Core i3-4000M | Celeron 2950M | |
コア数/スレッド数 | 4/8 | 2/4 | 2/4 | 2/2 |
動作周波数 | 2.3GHz | 2.6GHz | 2.4GHz | 2.00GHz |
最大動作周波数 | 3.3GHz | 3.2GHz | - | - |
グラフィックス機能 | インテル HD グラフィックス 4600 | インテル HD グラフィックス |
グラフィックス機能はCPU内蔵
グラフィックス機能には、Celeron 2950Mの場合はインテル HD グラフィックスを内蔵し、そのほかのCPUはインテル HD グラフィックス 4600を内蔵する。外付けGPUを用意するマシンに比べるとグラフィックス機能は高くないが、Windows 8.1を通常利用する範囲では気にする必要はない。ゲームなどの快適さも気になる人にあえて紹介すると「軽めの3Dゲームならなんとか」といったレベル。ブラウザーを使った2Dゲームなら問題なくプレーできるだろう。
メモリーは4GBor8GB
メモリー容量は、基本的には4GBでも問題なく利用できるが、使い込むつもりなら8GBを選びたい。複数のウェブページや文書を開きながら作業する場合、メモリー容量が多いほうが快適だからだ。今回のレビューでも、メモリー容量を8GBに増設したモデルを利用している。
ストレージ容量は最大1TB
ストレージは500GBか1TBのHDDを選べる。アクセス速度はSSDのほうが速いが、写真や動画を大量に扱うなら、価格が安くて容量の大きいHDDのほうが有利だ。試用機には1台のHDDにCドライブとDドライブがあった。CドライブはOSやよく使うソフトをインストールするためのシステムドライブとして、Dドライブは写真や動画などを保存する用として使いたい。
カスタマイズでBlu-rayが見れる!
光学式ドライブは、DVDスーパーマルチドライブかBDXL対応Blu-rayディスクドライブのどちらかを選択できる。主な使い道がソフトのインストールやDVDの視聴ならDVDスーパーマルチドライブでOK。
カスタマイズメニューには本体内部パーツのほか、オフィスソフトや各種周辺機器も用意されている。必要に応じて選んでおきたい。
(次ページ、「豊富なインターフェースで柔軟な運用が可能に!」に続く)
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