VMware上で動作するSECUI社製の仮想アプライアンス
キヤノンITS、仮想基盤で動作するソフトウェア型UTM
12月16日、キヤノンITソリューションズは、仮想基盤上で動作可能なソフトウェア型のUTM「SECUI MF2 Virtual Edition」の販売を開始した。開発元は韓国サムスングループの情報セキュリティ専門会社として設立されたSECUI社で、国内導入実績1万社を誇る。
SECUI MF2 Virtual Editionは、アプリケーションの可視化・制御、アンチDDoSエンジン、およびWAF（Web Application Firewall）など最新のテクノロジーを搭載したUTMアプライアンス「SECUI MF2」の仮想アプライアンス版となる。SECUI MF2は、UTMアプライアンス「SECUI NXG」をベースに開発されており、複雑化する外部の脅威から効果的な防御を提供する。
SECUI MF2 Virtual Edition
キヤノンITSが行なってきたセキュリティ製品の販売やサポートで蓄積した知見を活かし、管理画面、製品マニュアルおよび技術資料の日本語化などでSECUI社と協力し、日本のユーザーが使いやすい製品を実現。また、Cyren社（旧Commtouch社）のアンチウイルスDB、ジランソフト社のアンチスパムDB、アルプスシステムインテグレーション社のWebフィルタリングDBなど日本市場にて実績のある各エンジンを採用しているという。
製品はVMware ESXi 5.5上で動作する。ファイアウォール、IPsec-VPNを搭載する「Firewallモデル」とファイアウォール、IPsec-VPNに加え、侵入検知防御/AntiDDos、アンチスパム、アンチウイルス、Webフィルタリング、アプリケーション制御WAF（Web Application Firewall）までの機能を含むUTMモデルが用意されている。価格はともにオープン。