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ヒロオカ・ユースケの「IT斬鉄剣」 第6回

StylipSの2nd Albumハイレゾ版を「AK100II」で聴き、斬る!!

2014年12月19日 18時00分更新

文● ヒロオカ・ユースケ、題字● 能登有沙、動画● 鈴木誠史

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終了だと思ったでしょ!? 残念……!!

 ……と、いつもならここで終了の所だが、今回は11月26日に発売となったStylipSの2ndアルバム「THE SUPERNOVA STRIKES」を手掛けた音楽プロデューサー、堤健一郎殿にStylips初のハイレゾ版発売のきっかけや、音質面での魅力など、有益な話を伺えたぞ。

 まずは作成のきっかけ。

「現在のハイレゾ市場はソフトが少ないため、もっとハイレゾを楽しみたいというユーザーの需要に応えたいという思い且つ、自分の関わった物は最良の形で残したい」

という堤殿の思いの元に作られたそうだ。

「ハイレゾ版はCD版に比べ音の分離が良いので4人の歌声が聴き分けやすく、各々の声を楽しめ、ハイレゾが故にエコーの最後まで綺麗に聴こえる」とも仰っていたな、うむ。

 また、ハイレゾ環境を考えてマスタリングした結果、歌声が豊かに聴こえたり、低音が派手に聴こえたりとシングル版に比べて、より洗練された物になっているそうだ。

「本当にいい作品なので是非ハイレゾ版を聴き込んでリファレンスにして欲しい!!」 と最後に仰っていたぞ!! 

 実際にその言葉を目の前で聞いた拙者は本当に真摯に音楽をやっているのだなと感じた。それほどの熱い思いということだな。

さらに、ハイレゾの極意も聞いてみた!

 ところで、ハイレゾは高域が伸びるっていうけどさぁ、「人間の可聴域を越える音質など意味がないのでは?」という議論がある。その疑問に対して堤殿は、こう語っていた。

「まず、可聴域は個々人で違うものである。そして可聴域を超える音が録れているということは、それほどに高音質ということ。すなわち、可聴域内の細かい表現なども聴こえるほどいい。CDでは44.1kHz/16bit内に音を収める必要があり、繊細な音表現は失われてしまう。しかしハイレゾ音源ではその必要がなく、音量を上げれば本来の小さく細かな音まで聴ける」

 ……なるほど! 言われてみればその通りだ! うむ!!

 故に「ハイレゾ音源は聴くのが本当に楽しい」という風にも仰っていたぞ。

AKシリーズのフラグシップモデル「AK240」。いつかはAK240的な憧れがある製品。

 ちなみにAK100IIは「AK240の弟分という位置付けのため入門機として最適」「AKシリーズはハイレゾプレーヤーの中でも特にDACの性能が良く、オススメ」という意見もいただいたぞ。 

 音、という見えないものであるが故に疑心暗鬼になっていたが、此度のお話で拙者が抱いていた疑問点が一気に解決した。堤殿、誠に感謝致す!!!

廣岡優介(ひろおかゆうすけ)

7月14日生まれ 東京都出身

スタイルキューブの若手男性声優企画【Jugend Stil】(ユーゲントシュティール)メンバー。声優としてPS3「フェアリーフェンサーエフ」、PS4「オメガクインテット」への出演のほか、毎週金曜日21時〜配信中のUstream番組「Jugend Stil週間定例報告」に出演中。特技は各携帯キャリアの販売スタッフ経験を活かした“携帯アドバイス”。

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