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中国に輸出できる酵素商品

2014年12月16日 05時16分更新

記事提供:通販通信

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理系博士コンサルタント・栗山雄司のコラム
「販売重視型の健康食品OEM製造&原料開発」より

ここ最近、中国輸出案件がやたらと多いです。
ほとんどが酵素案件。

本気で中国への正規輸出を目論む会社さんも少なくありません。
そこで注意が必要なのは、以下の点です。

・剤形
・生産工場の場所
・酵素に使用されている植物の種類

カプセルや錠剤は、医薬品や保健食品の形状に近いため、ほぼ検疫を通らないです。ゼリーなどがオススメです。原発の影響がいまだにあり、工場の所在地によっては、検疫が通りません。まあ、観光地で販売したり、正規輸出せずに販売するのであれば、全く関係ありません。

酵素原料は、多数の植物を発酵させた原料ですが、漢方薬で流通実績がある素材や中国で食経験のない素材など、検疫が通らない素材がかなり存在しています。例えば、ウコンやヒジキ(海藻の表示ならOK?)は、ダメです。

中国に正規輸出された実績のある酵素原料も存在します。そういった酵素原料を選定する必要がございます。当然ながら、植物数も減ります。

中国の検疫を通らない商品設計で強行されようとされる会社も少なくありません。聞く耳を持たず、成約しないのに見積りだけ求められるので、非常に困ることもあります。

これらの点をご注意いただき、お問い合わせいただきたいなぁと思う次第です・・・
その方が、よりスムーズにご対応できると思います。

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栗山雄司

■プロフィール
理系博士コンサルタント・栗山雄司
博士(水産学)、食品保健指導士、健康管理士。富山県滑川市出身。
(株)アンチエイジング・プロに所属し、健康食品の商品戦略と販売戦略のコンサルを行っている。

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