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オンイヤー型としてはほとんど完璧

2台同時接続が便利! 軽さ153gのボーズBTヘッドフォン

2014年12月15日 12時00分更新

文● 四本淑三、写真●篠原孝志(パシャ)

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2台同時接続可能なマルチペアリング機能が便利

 Bluetooth機器としての機能も十分です。登録は8台まで。そのうち同時に2台と接続できるマルチポイント機能があります。これはタブレットやPCなど、複数の機器と接続して使う際に、接続する相手を設定画面で切り替えたり、再ペアリングしたりする必要がありません。

 たとえばPCとスマートフォンを同時接続した場合、PCでYouTubeの動画を見ていて再生を止めると、すぐにスマートフォンの音声の再生が可能になります。そしてスマートフォンの再生を止めると、またPCの再生が可能に。

 マルチポイントに対応していないBluetooth機器では、PCとヘッドフォンの接続を解除>スマートフォンと接続>スマートフォンとの接続を解除……という操作を、切り替えるたびに繰り返さなければなりません。

 音声ガイド機能のボイスプロンプトも面白いところです。本体にディスプレーを装備していないので、バッテリー残量や接続状況、接続機器や通話相手の情報などを音声で教えてくれます。たとえば電源を入れるたびに、女性の合成音声で「バッテリー100%、◯◯◯◯のiPadに接続されました」といった具合に。

 接続相手がiOSデバイスの場合は、バッテリー残量はiOSデバイスの画面、右上のメニュー部分にインジケーターも表示されます。

有線接続も可能

 電源は充電式リチウムイオンポリマー電池で、USBバスパワーを利用して充電します。3時間で満充電となり、約15時間の連続使用が可能。スタンバイ状態での待ち受けは200時間。これは実用十分でしょう。

 バッテリーが切れた場合は、ワイヤード接続も可能で、そのための付属品としてスペアオーディオケーブルが付いてきます。

 Bluetoothオーディオには、接続する相手によって「レイテンシー」と呼ばれる音の遅れが存在します。音だけを聞いている場合は問題ないのですが、YouTubeなどで音楽ビデオを見ていると、ドラマーの手足の動きと音が微妙に合わなくて、イライラしてくる場合があります。

 そうした音の遅れがどうしても気になる場合は、付属のスペアオーディオケーブルで接続するという手もあります。

スペアオーディオケーブルを接続するジャックは左ハウジングにあります

付属品は、専用キャリングケース、充電用USBケーブル、スペアオーディオケーブル

(次ページでは、「音質をチェック」)

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