できることに制限はある。だがその中での使い勝手はかなり良い
Dropboxも使える! Chromebookで普段の作業をやってみた (2/3)
2014年12月18日 08時00分更新
起動が超速い!
次に、使い勝手を紹介していく。今回は、普段Windowsでやっている作業をDell Chromebook 11でしっかりできるかを試してみた。
まず驚くのが起動の速さ。5、6回試してみたが、ほぼ約6秒ほどで起動した。ちなみにシャットダウンも速い。データはほとんどクラウド上で管理するので、容量が多すぎて動きが遅くなった……という現象が起こらないのも特徴の1つだろう。
文章作成はGoogleドキュメントで
Chromebookでは、基本的にデータはクラウド上に保存する。Googleアカウントでログインすれば問題なく使用できるが、アカウントなしのゲストとして使用すると保存したデータはシャットダウンすると消えてしまう。Chromebookを使用するのにGoogleアカウントは必須のようだ。オフライン時には、クラウド上に保存したデータは閲覧できないが、データはローカルにも保存できる。
まずは書類を作成してみた。文章は標準で用意されているGoogleドキュメントを使用した。単純な文章作成はほぼWordと同じように作成できる。表計算はGoogle スプレッドシートで作成できる。ExcelのワークシートもGoogle スプレッドシートで読める。ただし、マクロ(VBA)を使用しているデータは開けなかったので、注意が必要だ。
Dropboxは少し手間が増えるが普通に使用できる
普段、データの共有にオンラインストレージのDropboxを使用している。Dell Chromebook 11でDropboxのアプリをダウンロードして使用すると、ウェブブラウザー用が起動した。
Windowsでは、Dropbox内の書類データを選択するとWordが開き、編集して保存すればDropbox上のデータも編集済みのデータになる。しかし、Dell Chromebook 11は、Dropbox上での編集はできない。Dropboxのウェブサイトから書類をダウンロードして編集。終わったら、そのデータをDropboxにアップロードする作業が必要になる。少し手間はかかるが、普段活用しているDropboxがChromebookで使用できたのはありがたかった。
Googleドライブでもデータを管理可能。他のデバイスとも簡単にデータ共有
ChromebookはオンラインストレージのGoogleドライブでデータを管理できるので、他のPCやタブレット、スマートフォンからでもデータを簡単に閲覧できる。Googleドライブにデータを入れておけば、Dropboxなどにデータを入れ忘れた際に便利だ。
画像はギャラリーで簡易編集が可能
画像もChromebookに標準搭載しているアプリ「ギャラリー」で表示できるほか、自動補正やトリミング、回転などの簡易的な編集も可能だ。しかし、普段WindowsでPhotoshopを使用したトリミングでは、幅と高さを指定してトリミングをしているのだが、ギャラリーではアスペクト比の選択しかできない。
そこで「Pixir Editor」という無料アプリをダウンロードして使ってみた。このアプリでは幅と高さを指定してトリミングできるほか、明るさの調整や、載せられない個人情報部分にモザイクをかけるといった作業なども一通りできた。
ブラウザーの立ち上がりも速い!
Dell Chromebook 11は、ウェブブラウザーの立ち上がりも非常に早い。作業中に調べごとをしなくてはいけない場合などに非常に早く立ち上がってくれたので、ストレスを感じることなく作業ができた。
駆動時間は公称約10時間
Dell Chromebook 11の特徴の1つとして挙げられるのが公称10時間という駆動時間の長さだ。フル充電しておけば外で長時間使用しても全く問題ないだろう。ACアダプターはモバイルバッテリーのような形状で、決して小さくはないが、十分カバンに入れて持ち運べるサイズだ。
(次ページ「低価格で使い勝手は上々!」へ続く)