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【2014年自作まとめ】秋葉原PCパーツ街を振り返る

2015年01月01日 12時00分更新

文● ASCII.jp編集部 北村

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10月
次期Windowsはなんと9をパスして、Windows 10!

 マイクロソフトが次期Windowsにあたる「Windows 10」を発表、早期体験版にあたる「Windows 10 Technical Preview」の配布が始まった。大方の予想だった「Windows 9」という名称をパスし、8.1から一気に10に進化することになる。テクニカルプレビューは一般公開されているので、さっそくインストールしてみた人も多いだろう。

Windows 7以前の操作感とWindows 8の新要素を融合させた、よりモダンなOS環境となるWindows 10。発売は2015年だが、テクニカルプレビューは誰でもインストールできる

11月
手のひらサイズの超小型PCがブレイク

 スマートフォンのようなコンパクトボディを採用したポケットサイズの小型PC「ZBOX Pico」シリーズがZOTACから発売された。Windows 8.1 with Bingを搭載している。

 NUCよりも小さい超小型PCが2014年も数多く発売されたが、このジャンルの製品では、Windows搭載で手のひらサイズ、かつ約3万円というのが最近のトレンドとなりつつある。「ZBOX Pico」はその先駆けともいえる製品だ。

「ZBOX pico」の大きさはiPhone 5とほぼ同等。Windows 8.1 with Bingプリインストール済みで約3万円

12月
自作パーツらしい製品が並ぶ

 USBメモリーサイズのWindows 8.1 with Bing搭載PC「m-Stick」がマウスコンピューターから発売された。初回出荷分は即完売するほどの人気となった。ECSからもWindows 8.1 with Bing搭載の「LIVA」が発売され、先月の「ZBOX pico」発売から、OS込みの小型PCブームが到来している。

USBメモリーサイズのWindows 8.1 with Bing搭載PC「m-Stick」

ECSからもWindows 8.1 with Bing搭載の「LIVA」が発売

 PC発売パーツでは、3次元NANDフラッシュを採用した「Samsung SSD 850 EVO」が発売され、SSD市場が活気づいた。850 EVOはランダムライトが高速しているため、ファイルコピーで性能が向上しており、実際の環境での快適性が高い。転送速度を気にする人には注目の新製品となっている。

3次元NANDフラッシュを採用した「Samsung SSD 850 EVO」

新GPUが数多く登場した2014年

 Pentiumが生誕20周年、Radeonが生誕30周年を迎えた2014年。やはり今年もCPUとGPUの発売が自作PC業界の話題を独占した印象が強い。

 そのなかでも、とくに変化が大きかったのが超小型PCだ。NUCよりも小さいベアボーンキットが次々と現れたと思ったら、今度はWindows 8.1 with Bingを搭載した完成マシンが市場を賑やかせた。これにはCPUの低消費電力化が大きく貢献しているといえる。

NUCの登場以降、さらに小型化が進むPC。ストレージの大容量化やWindowsの搭載など、今年も進化を遂げた

 自作PCマニアのなかには、完成品PCにはあまり興味がない人もいるかもしれないが、これらの小型PCをサブPCとして駆使したり、モバイルバッテリーと一緒に持ち歩くといった新しいPCの活用法を生み出すのも、自作マニアの楽しみ方だろう。

 2015年も胸が踊るPCパーツの誕生を期待しつつ、皆さんの楽しい自作PCライフが送れることを祈りたい。

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