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末岡洋子の海外モバイルビジネス最新情勢 第116回

Nokiaの魂がモジュラー式スマホで復活する!?

2014年12月10日 17時00分更新

文● 末岡洋子

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大企業としてのNokiaは無くなったが
逆にベンチャーが多数出てきたフィンランド

 ”元Nokia Xのプログラムマネージャー”が関わっているVsennはもちろん、Puzzle PhoneのCircular Devicesにも元Nokia社員だった人が数人いるらしく、Nokiaが残したものをあちこちに感じる。Jollaにせよ、デバイス部門を売却した後のNokiaによるタブレット発表にせよ、Nokiaのデバイス部門がなくなった後でもフィンランドには携帯電話産業が別の形で芽吹こうとしている。

1月にフィンランドを訪問時、教育機関の就職担当の人から「Nokiaが全盛期だった頃は学生の大企業志向が強まったが、Nokiaのシェアが落ち始めて意識が変わった」という話を聞いた。Nokiaとフィンランドの話は、産業全体のサイクルが激しい現在、どの国でも人ごとではないように感じる。


筆者紹介──末岡洋子


フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている

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