ISO 12800でも画質は大きく崩れない
感度別撮影サンプル
ノイズはISO 400あたりから出はじめているが、気になってくるのはISO 3200あたりから。ISO 6400付近からはディテールへの影響が若干出てくるが、ノイズリダクションのバランスはいい感じだ。
ISO 12800を超えるあたりでノイズやディテールの影響が目立ってくるが、大きくは崩れない。十分に実用の範囲内といえる。
屋外で絞りを変えて撮影(広角側)
標準キットに含まれる「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」で絞りを変えて撮影。35mm判換算で28~84mmに相当する光学3倍ズームだ。
ちなみに、最短撮影距離は広角側で撮像素子面から約20cm、望遠側では約25cmと結構寄れるレンズである。未使用時には短くできる沈胴式で、一番短い状態では22.5mmとかなり薄いので収納時にも便利。重量は約93gだ。
全体的に解像感はあるように思えるのだが、シャープネスが甘い。F11からF16くらいまで絞るとシャープネスも上昇するが、それ以上に絞ると逆に解像感もシャープネスも低下していってしまう。
屋外で絞りを変えて撮影(望遠側)
絞り開放時ではシャープネスが若干低いが、F11まで絞ることで解像感もシャープネスもよくなる。それ以上絞るとシャープネスが甘くなっていく。
基本性能はいままでのPENシリーズやOM-Dシリーズで培った機能を踏襲し、安定感がある。無線LAN対応や多くのエフェクト系機能、HDRなどのトレンド機能は押さえてあり、実用性は高い。
また、動画には新たに古い映画のような効果を加える「オールドフィルム」や長時間露光をしても露出オーバーにならないコンポジット合成なども備わり、一層楽しめるデジカメになっている。
(次ページに続く、「パナソニック LUMIX DMC-GM5」)
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