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α7IIからSTYLUS 1sまで、冬の最新デジカメで撮りまくる!! 第3回

α7IIにPEN LiteにLUMIX GM5! この冬大注目のミラーレス一眼

2014年12月10日 12時00分更新

文● 周防克弥

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描写性能は素晴らしいのひとこと

感度別撮影サンプル

ISO 50

ISO 50

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

ISO 6400

ISO 6400

ISO 12800

ISO 12800

ISO 25600

ISO 25600

ISO 51200相当(マルチショットノイズリダクション)

ISO 51200相当(マルチショットノイズリダクション)

 ノイズはISO 400あたりから発生しはじめているが、気になるのはISO 3200以降。ISO 6400を超えると盛大にノイジーな感じになる。ノイズが多い分、ディテールは残す方向性のようで、最高感度のISO 25600でもディテールの再現性はそこそこある。

 ISO 51200相当の撮影ができる「マルチショットノイズリダクション」は複数回のシャッターで画像を合成する機能で、感度設定はオートのほか、手動でISO 100からISO 51200までの設定が可能だ。

 ISO 25600に比べてノイズが少ないが、その分ディテールに影響が出てしまっている。また複数回のシャッターを切るので動きのある被写体ではブレて写ったりする。

屋外で絞りを変えて撮影

F1.8

F1.8

F2.0

F2.0

F2.8

F2.8

F4.0

F4.0

F5.6

F5.6

F8.0

F8.0

F11

F11

F16

F16

F22

F22

 「Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA」レンズを使用して、屋外で絞りを変えて撮影してみた。開放からシャープで解像感があり、絞っていくとさらに高解像となる。F8.0からF11付近が頂点で、以降は低下していく。

 最小絞りのF22では開放絞りのF1.8よりもシャープネスも解像感も落ちるが、結構頑張っているほうだ。回折低減処理が効いているのかもしれない。

レンズ補正機能をオフ(周辺光量、倍率色収差補正)にして
屋外で絞りを変えて撮影

F1.8

F1.8

F2.0

F2.0

F2.8

F2.8

F4.0

F4.0

F5.6

F5.6

F8.0

F8.0

F11

F11

F16

F16

F22

F22

 レンズ補正の機能をオフにして比べたが、周辺光量の差程度でシャープネスや解像感の傾向には差がない。周辺光量の補正は意図的にオン/オフを切り替えできるので好みで画作りに利用しやすい。

αシリーズは絞りが実絞りで動作する。絞り優先オートなどで目一杯絞ってしまうと、AFスピードが落ちるくらいに影響が出る場合もあるが、EVFや背面モニターによりリアルタイムで絞りの効果が確認できるのは便利。ボケ具合を確認しながら絞りを操作して任意の絞りで撮影ができる

αシリーズは絞りが実絞りで動作する。絞り優先オートなどで目一杯絞ってしまうと、AFスピードが落ちるくらいに影響が出る場合もあるが、EVFや背面モニターによりリアルタイムで絞りの効果が確認できるのは便利。ボケ具合を確認しながら絞りを操作して任意の絞りで撮影ができる

素晴らしい描写性能と言わざるをえない。白い部分のハイライトの描写力は高く、淡いグラデーションがしっかりと再現されている。また発色も派手すぎず、見た目の印象に近い感じだ

素晴らしい描写性能と言わざるをえない。白い部分のハイライトの描写力は高く、淡いグラデーションがしっかりと再現されている。また発色も派手すぎず、見た目の印象に近い感じだ

 本体価格が約20万円と、フルサイズセンサー採用機だけあってちょっとお高い(フルサイズ機としては安い)が、それだけの性能はあるといえる。

 ミラーレスならではのスリムなボディーは携帯性に優れ、性能はデジタル一眼レフに劣る面は少ない。一眼レフに比べて弱かったAFもかなりのスピードになってきたので、スポーツを専用で撮影するような人でなければ十分活用できるだろう。

(次ページに続く、「オリンパス PEN Lite E-PL7」)

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