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Quantaのホワイトボックススイッチに搭載、一元的な保守サポートも

ネットワールド、「Cumulus Linux」スイッチOSを販売開始

2014年12月09日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 ネットワールドは12月8日、米Cumulus Networks(キュムラス)との販売代理店契約締結を発表した。Cumulusが開発するネットワークOS「Cumulus Linux」を、台湾Quanta Cloud Technology(クアンタ)のホワイトボックススイッチ(ベアメタルスイッチ)に搭載して販売し、一元的な保守サポートを提供する。

ネットワールドが販売するクアンタの10G L3スイッチ「Quanta Mesh 3000シリーズ」

 Cumulus Linuxは、マーチャントシリコン(汎用チップ)を搭載したホワイトボックススイッチで動作するLinux OS。比較的安価なハードウェアで動作するうえ、Linuxサーバー向けの運用管理ツールや自動化ツール(OpenStack、Puppet、Chefなど)、Linuxサーバーのスキルセットでスイッチも扱えるようになる利点がある。

 ネットワールドでは、Cumulus Linuxのライセンスのみを販売するほか、今年7月から販売を開始したクアンタのホワイトボックススイッチにCumulus Linuxを搭載して販売し、スイッチとOS両方の自営保守サポートを提供する。

 さらに、VMwareの仮想ネットワークソリューションである「VMware NSX」とCumulus Linuxを連携するシステムの総合的な技術支援を提供することで、Software-Defined Data Centerの普及を加速すると述べている。

 Cumulus Linuxの参考価格(税別)は、1Gライセンスが11万9000円から、10Gライセンスが17万円から、40Gライセンスが22万1000円から。また、QuantaのベアメタルスイッチとCumulus OSのセットでは、1Gスイッチ+ライセンスが66万8000円から、同10Gが116万円から、同40Gが181万1000円から。

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