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真鍮製ハイレゾイヤフォンEHP-CH2000&軽量BTヘッドホンBT-OH05

ハイレゾ戦線に本気なエレコムの新型イヤフォンをチェック

2014年12月16日 11時00分更新

文● 二瓶 朗

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EHP-CH1000/2000シリーズ

真鍮の輝きが印象的なEHP-CH1000/2000
ハイレゾ対応のカナル型イヤフォンをチェック

パッケージ左上にはハイレゾオーディオ対応製品の証といえる公式ロゴが印刷されている

 まずEHP-CH1000/2000シリーズの特徴や仕様などについて見ていこう。

 パッケージには、サウンド通なら周知の“ハイレゾ対応製品”ロゴがしっかりと印刷されている。このロゴを使用できるということは当然、日本オーディオ協会に名を連ねているということであり、ハイレゾオーディオに取り組むエレコムの本気度がわかるというものだ。

 パッケージを開けると、楽器のような輝きのイヤフォン本体が目に入る。“高音質をデザインで伝えるには?”を考え抜いた結果、管楽器をモチーフにして、高音の伸びと低音の豊かさを表現したという。

 そして、EHP-CH1000/2000には、音質を高める3つのコダワリがあるのだという。

 まず1つめは、これまで樹脂性だったドライバーケースとハウジングを真鍮製に変えたこと。高剛性の真鍮を採用することで、イヤフォン内のドライバーヨークから発生する余分な振動をシャットアウトする効果があるという。また、メタリック調で高級感ある本体色は、この真鍮の輝きから来るものだ。

楽器をイメージしたデザインに、真鍮の輝きがマッチしたEHP-CH1000/2000シリーズ

 2つめは、レスポンスを高めるために「Magnetic Turbo Axial Port」という新機軸が採用されていること。これはドライバー、ボールピース、マグネットを一直線に配置する音孔構造のことで、世界初の試み。これによって低域から高域まで、スムーズな再現性が期待できる。

 そして3つめは、ドライバーに高剛性振動板が採用されていること。ドライバーのドーム部にラジアル構造の8本のリブを設けることで実現している。高剛性化することにより、高出力時でも歪みの少ない出力が可能になっているという。

イヤフォンのハウジングに高剛性真鍮を採用、余分な振動を抑える。また、ドライバーの中心軸上にボールピースと前置きマグネットが配置されている。これが新開発の音孔構造「Magnetic Turbo Axial Port」だ

 さらに、従来製品である「EHP-CA3570/EHP-CA3580」両シリーズでお馴染みの「デプスフィットイヤーキャップ」を採用。イヤーピース取り付け部の高さを2段階で調整可能で、耳の深さに合わせたフィット感が得られるとともに音漏れの低減、重低音の音質向上にも貢献する。また、イヤーピースも「S・M・L」3サイズ用意。

 なお、ケーブルは筋を入れて絡まりにくくした「筋入りラインケーブル」を採用。持ち運びに便利なイヤフォンポーチも付属。コインケースやアッシュトレイで使用されている「ばね口金」を採用しているので、片手で簡単に開閉できる。

 それでは実際にEHP-CH1000/2000シリーズに触れたファーストインプレッションをお届けしよう。

付属物一覧。3サイズ(S・M・L)のイヤーキャップ、携帯用ポーチ、ケーブル収納に便利なコードキーパーも付属する

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