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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第110回

AQUOS、ARROWS、DIGNO 国産スマホのスピードは?

2014年12月08日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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 シャープ「AQUOS ZETA」、富士通「ARROWS NX」、京セラ「DIGNO T」と、国内メーカーのスマホを比較する2回目。スクロール、文字入力、起動時間、通信速度とチェックしていくが、果たしてスペックの差がそのまま結果につながるのか?

ドコモ「AQUOS ZETA SH-01G」

ドコモ「ARROWS NX F-02G」

ワイモバイル「DIGNO T 302KC」

ARROWS NXがまずリード
実際のテストでどうなる?

 今回もドコモ「AQUOS ZETA SH-01G」「ARROWS NX F-02G」、ワイモバイル「DIGNO T 302KC」の3機種を比較する。前回はスペックと料金比較を行ない、ARROWS NXが最高峰のスペックと、ガラケーからの機種変更では2年の料金が安いということでリードとした(関連記事)。

 まずはそのスペックをおさらいしておく。

  ドコモ
「AQUOS ZETA
SH-01G」
ドコモ
「ARROWS NX
F-02G」
ワイモバイル
「DIGNO T
302KC」
メーカー シャープ 富士通 京セラ
本体サイズ 約76×141×8.9mm 約74×144×9.4mm 約65×132×11.2mm
重量 約159g 約166g 約139g
画面サイズ 5.5型 5.2型 4.5型
画面解像度 1080×1920ドット 1440×2560ドット 540×960ドット
OS Android 4.4.4 Android 4.4.4 Android 4.4.2
CPU クアッドコア 2.3GHz クアッドコア 2.3GHz クアッドコア 1.2GHz
ROM/RAM 32GB/2GB 32GB/3GB 8GB/1.5GB
メモリーカード microSDXC(128GB) microSDXC(128GB) microSDHC(32GB)
下り最大通信速度 150Mbps
(Xi)
150Mbps
(Xi)
76Mbps
(AXGP)
LTE対応周波数 2GHz/1.7GHz/
1.5GHz/800MHz
2GHz/1.7GHz/
1.5GHz/800MHz/
700MHz
2.5GHz(AXGP)/
2GHz/900MHz
キャリアアグリゲーション × × ×
VoLTE ×
無線LAN 2.4/5GHz対応 2.4/5GHz対応 2.4GHz対応
テザリング ○(最大10台) ○(最大10台) ○(最大8台)
カメラ画素数 1310万画素CMOS
(裏面照射型)
2070万画素CMOS
(裏面照射型)
800万画素CMOS
(裏面照射型)
インカメラ 210万画素CMOS
(裏面照射型)
240万画素CMOS
(裏面照射型)
196万画素CMOS
防水/防塵 ○/× ○/○ ○/○
ワンセグ連続視聴 11時間10分 8時間40分 ×
フルセグ連続視聴 7時間40分 6時間20分 ×
FeliCa ×
赤外線通信 ×
NFC ×
Bluetooth 4.0 4.0 4.0
MHL(HDMI) × × ×
Miracast ×
SIM形状 nanoSIM nanoSIM microSIM
バッテリー容量 3300mAh 3500mAh 2000mAh
Qi × × ×
カラバリ Indigo、White、Cyan、Coral Black、White、Orange ブラック、ホワイト、ブルー、オレンジ、グリーン

 AQUOS ZETAとARROWS NXはスペックが近いものの、DIGNO Tはスペックがやや見劣りする。反面本体サイズはコンパクトで、タフネス性能も持つ。今回のスピードチェックでこの違いが結果に影響するのか気になるところだ。それではスクロール操作のチェックから。

メールの500通スクロールは
DIGNO Tがスピーディー

 メールを500通受信しておき、片手操作でスクロール。500通目に達したのが一番早い機種が勝ち。アプリはGmailを使い、ストップウォッチで計測。各機種3回勝負だ。

  AQUOS ZETA ARROWS NX DIGNO T
最速タイム 5秒27 8秒71 4秒64
平均タイム 5秒52 9秒18 4秒98

 これが意外なことにスペックが最も低いDIGNO Tの勝ち。スクロールは俊敏で、一瞬止まることもあるが、一気に進んでいく。途中で表示が省略されているだけでなく、本体サイズがコンパクトなので当然指も動かしやすい。

 続くのがAQUOS ZETA。こちらはスピーディーというよりも“滑らか”。心地よいスクロールで始まる。ただし後半になるとスクロールが何度か止まってしまった。

 ARROWS NXはDIGNO Tと同じくスピーディーで一気にスクロールする。爽快感があり、一瞬止まることもあったが気にならない。一方で表示があまり省略されていないようで、なかなかスクロールが終わらなかった。

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