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ノイキャンを使用しなくても「使える音」に

高音質で195gの軽さ、ノイキャンヘッドフォンで高い完成度の「QuietComfort 25」

2014年12月06日 12時00分更新

文● 四本淑三、写真●篠原孝志(パシャ)

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気が付くとライバル不在の状態

 比較して選ぶとすれば、ソニーの「MDR-1RNCMK2」あたりでしょうか。重量はコードを含まない状態で約330g。電源は内蔵バッテリーで、USBで4時間チャージして約22時間使えるという仕様です。

 QC25より重く大きく、充電式かつ持続時間が短い点という点で、モバイルユースを重視する方には難しいですが、ボーズの音がどうしても嫌だという方は試す価値はあるでしょう。

ソニーの現行品としてはハイエンドの製品で、直販価格は4万937円、QC25直販価格は3万2400円。

 それにしても、ノイズキャンセリングヘッドフォンはソニーとボーズが性能面で抜きん出ており、特にハイエンドの価格帯では他に対抗できる製品が見当たらなくなりました。

 そしてQC25は、前世代のQC15より1万円近く価格が引き下げられ、デザイン面からもより広いユーザーをターゲットにしていることがわかります。ほかのメーカーも頑張って欲しいところですが、これを超える製品をほかが出すことも難しいのではないか。そう観念したくなるくらい、QuietComfortシリーズの最新作は盤石の完成度でした。


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著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)

 1963年生れ。フリーライター。武蔵野美術大学デザイン情報学科特別講師。新しい音楽は新しい技術が連れてくるという信条のもと、テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレとエスプレッソ

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