第3回 13.3型「Luvbook J」で仕事するなら、IGZOモデルを選べ!

高いスペックと広い作業領域で作業が楽チン

IGZOの「LuvBook J」で写真や動画編集

文●高橋量

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高いスペックと広い作業領域で作業が楽チン

 続いて、LB-J300X-SSDで実際にクリエイティブ系ソフトを使ってみた感想を紹介しよう。まずはプロ/ハイアマチュア向けの高性能な、アドビ システムズの写真現像ソフト「Adobe Photoshop Lightroom 5」を試してみたところ、レスポンスは良好で作業をサクサク進めることができた。

 高速なSSDを搭載しているだけあって、容量の大きいRAW画像の読み込みもかなり速い。また1920×1080ドットのフルHDディスプレーでは潰れてしまいがちな細かなディティールも、2560×1440ドットのIGZOパネルではとても鮮明に映し出される。サムネイルも高精細で判別しやすい点が便利だ。

デスクトップのスケーリング設定によって、サムネイルやインターフェースの大きさが変化。表示倍率を最大にすると文字やボタン類が大きく表示されるため操作しやすい。表示倍率を等倍にすると編集領域が最大化されて写真がより高精細になるほか、各種ツールが大きく表示されるのでスクロール操作が減るというメリットがある

修正前後の違いも、画像を拡大縮小することなくひと目で確認できる

 書き出しプリセットの「フルサイズのJPEGを書き込み」で、現像にかかる時間を計測した。100枚のRAW画像(合計容量2.32GB、写真の解像度はすべて5184×3456ドット)を処理するのにかかった時間は、6分7秒だった。1枚あたり3.6秒と考えれば、なかなか優秀な結果だ。大量の画像を扱う場合でも、作業をサクサク進められるに違いない。今回はデジタル一眼で撮影した画像を使ってテストを実施、コンデジやスマホで撮影した写真ならより快適に作業できるだろう。

 動画編集には、サイバーリンクの「PowerDirector 13 Ultra」を利用した。デジタルビデオカメラから取り込んだAVCHDの動画データ(MTS形式)をタイムラインに並べたりエフェクトを加えてみたが、処理が重い場面はなく、スムーズに作業可能だった。これなら動画編集も快適にできるはずだ。

Windows 8.1のスケーリング設定による、インターフェースの違い。簡単なムービー編集ならスケーリングを最大に設定したほうが操作しやすいが、複数の素材を扱う場合は最小設定のほうが全体を把握しやすい

 サイバーリンクの「MediaEspresso 7」を使って、動画のエンコードにかかる時間を計測した。およそ21分のAVCHD動画(MTS形式、フルHD)をiPhone 5s向けのMP4形式に変換するのにかかった時間は、3分4秒だった。

「MediaEspresso 7」によるエンコード設定。CPUが対応する「クイック・シンク・ビデオ」のハードウェアエンコードを有効にしている

マウスコンピューター/G-Tune


(次ページ「旅行や出張にはハイスペックな「LuvBook J」を持ち歩く」へ続く)