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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第109回

AQUOS、ARROWS、DIGNO 日本メーカーの最新スマホをチェックする!

2014年12月01日 15時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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 iPhone、GALAXY、ZenFoneと日本のスマホ市場は海外と直結する傾向が強まっているが、シャープ、富士通、京セラといった日本メーカーはまだまだ元気。というわけで、その3社のスマホを集めて全4回にわたって比較していく。グローバルで人気のスマホと違って、日本人にはより使いやすいのではないか? 詳しく見ていく。

ドコモ「AQUOS ZETA SH-01G」

ドコモ「ARROWS NX F-02G」

ワイモバイル「DIGNO T 302KC」

独自の機能をいろいろ搭載している3機種だが
肝心のスペックは?

 今回の比較はドコモから2機種で、「AQUOS ZETA SH-01G」「ARROWS NX F-02G」。もう1機種はワイモバイル「DIGNO T 302KC」だ。この3機種についての概要は以下の通り。

●ドコモ「AQUOS ZETA SH-01G」
狭額縁のEDGESTデザインで、シャープ自慢の5.5型IGZO液晶を搭載。さらにまるでスマホに心があるかのような人工知能「エモパー」も楽しめる。

●ドコモ「ARROWS NX F-02G」
世界最高峰の高精細をうたうWQHD解像度を持つ5.2型液晶を搭載。高速ダウンロードとマルチコネクション(LTEと3Gの同時使用)で通信速度が約3倍になるという。

●ワイモバイル「DIGNO T 302KC」
9月発売の秋モデルだが、“ゴツくない”タフネススマホとして存在感のある一台。ディスプレイの振動で通話ができる「スマートソニックレシーバー」も京セラらしい。

 3機種の主なスペックは以下の通り。

  ドコモ
「AQUOS ZETA
SH-01G」
ドコモ
「ARROWS NX
F-02G」
ワイモバイル
「DIGNO T
302KC」
メーカー シャープ 富士通 京セラ
本体サイズ 約76×141×8.9mm 約74×144×9.4mm 約65×132×11.2mm
重量 約159g 約166g 約139g
画面サイズ 5.5型 5.2型 4.5型
画面解像度 1080×1920ドット 1440×2560ドット 540×960ドット
OS Android 4.4.4 Android 4.4.4 Android 4.4.2
CPU クアッドコア 2.3GHz クアッドコア 2.3GHz クアッドコア 1.2GHz
ROM/RAM 32GB/2GB 32GB/3GB 8GB/1.5GB
メモリーカード microSDXC(128GB) microSDXC(128GB) microSDHC(32GB)
下り最大通信速度 150Mbps
(Xi)
150Mbps
(Xi)
76Mbps
(AXGP)
LTE対応周波数 2GHz/1.7GHz/
1.5GHz/800MHz
2GHz/1.7GHz/
1.5GHz/800MHz/
700MHz
2.5GHz(AXGP)/
2GHz/900MHz
キャリアアグリゲーション × × ×
VoLTE ×
無線LAN 2.4/5GHz対応 2.4/5GHz対応 2.4GHz対応
テザリング ○(最大10台) ○(最大10台) ○(最大8台)
カメラ画素数 1310万画素CMOS
(裏面照射型)
2070万画素CMOS
(裏面照射型)
800万画素CMOS
(裏面照射型)
インカメラ 210万画素CMOS
(裏面照射型)
240万画素CMOS
(裏面照射型)
196万画素CMOS
防水/防塵 ○/× ○/○ ○/○
ワンセグ連続視聴 11時間10分 8時間40分 ×
フルセグ連続視聴 7時間40分 6時間20分 ×
FeliCa ×
赤外線通信 ×
NFC ×
Bluetooth 4.0 4.0 4.0
MHL(HDMI) × × ×
Miracast ×
SIM形状 nanoSIM nanoSIM microSIM
バッテリー容量 3300mAh 3500mAh 2000mAh
Qi × × ×
カラバリ Indigo、White、Cyan、Coral Black、White、Orange ブラック、ホワイト、ブルー、オレンジ、グリーン

 ドコモの2機種はフラグシップ級ということで、非常にスペックが高くVoLTEにも対応。画面サイズではAQUOS ZETAだがIGZO液晶を採用したため、今回はフルHD止まり。画面の解像度ではARROWS NXが上だ。カメラの画素数ではARROWSだが、ワンセグ/フルセグの視聴時間を見るとAQUOS ZETA、という風にこの2機種は見事なライバル関係になっている。

 しかしARROWSは内蔵メモリーが3GBと目を引く。防塵対応も含めて、わずかにARROWSのほうが上か。

 ミドルレンジクラスのDIGNO Tは蚊帳の外だが、サイズはコンパクトで携帯性は抜群。日本向け機能も防水・防塵以外は×ばかり。バッテリー容量も小さい。DIGNO Tはスペックではなく料金を期待したいところ。

 というわけでスペック比較でリードしたのはARROWS NXだ。

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