カシオは「簡単自動作曲アプリ」
「WX」シリーズで製品ラインナップにシンセサイザーを復活させて以降、カシオ計算機は初の楽器フェア登場です。当然WXシリーズがフィーチャーされているわけですが、ここも目をひいたのは、参考出品のiOSアプリでした。
展示されていたのは、往年のシンセサイザー「CZ」シリーズのPD(Phase Distortion)音源を再現した「CZアプリ」、サンプリング音を重ねて楽しめる「音楽あそびアプリ」、そして2小節のメロディーを入力すると、なんと続きをまるごと作曲してくれる「簡単自動作曲アプリ」の3つ。
簡単自動作曲アプリのメロディー入力法は、画面上の鍵盤、音符、そしてマイク入力。メロディーを入れた後に、ジャンルや曲調などを指定すると、勝手に曲を作ってくれます。さすがカシオトーンのメーカーだけあって、コード解析や自動アレンジはお手の物というわけです。作曲補助ツールとしての発展を期待したいところです。
ソフトウェアシンセでおなじみDETUNEはレーベルに注目
というわけで、ニンテンドー3DS用ソフトウェアシンセ「KORG DSN-12」をリリースしたDETUNEもブースを構えておりました。相変わらず飛び出すリサジュー図形がヤバいDSN-12も去ることながら、DETUNEのCDレーベルも見逃せません。
中でもDETUNEのソフトウェアシンセ「KORG M01/M01D」のみで制作された、サイモンガー・モバイルの1stフルアルバム「モバイルファンクの頂点」は素晴らしい。まずはYouTubeのクロスフェードをどうぞ。
巷ではエイフェックス・ツインやらフライング・ロータスやらが話題ですが、私はこのアルバムが今年のベストであると断言いたします。12月17日より、タワーレコード、HM、Amazonで販売が始まるそうなので皆さんもぜひ。
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モバイルファンクの頂点インディーズ・メーカー
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