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しかも1万円台のお値打ち価格

え、このサイズでPC!? マウスの「m-Stick」を試す

文●編集部

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超低消費電力が利用シーンを広げる

 本体サイズに注目してしまいがちですが、編集部では消費電力の低さもポイントになると考えています。写真を見てもらえばわかりますが、タブレットとかに付属しているのとおんなじUSB端子でケーブルをつなぐタイプのACアダプターが付属しています。2A給電のものであれば、おそらく流用できるのではないでしょうか(メーカーサポートは当然ありませんが)。

付属のACアダプターは、本体のMicro-USB端子からつなぐタイプ。2A対応なので、iPad対応のものなのも流用できるかもしれない。

 今回PCMark8などベンチマークを実施してみました(残念ながらテスト時間内で、結果が取れませんでしたが)。CPU占有率が60~70%まで上げても電圧は5.1V、電流は0.55Aを超えることはほぼなく、かなり低い消費電力と言えそうです。通常のブラウジングや動画再生などはかなり快適です。

簡易ワットチェッカーで計測。ベンチを回しているタイミングでも0.5A強程度だった。

 ならばということで、編集部にあったモバイルバッテリーとの接続を試してみました。通常の1A給電のものでしたが、結果は起動し、あっけないほど簡単に使えてしまいました。こちらもメーカーサポート外ですが、緊急用なら十分実用に足る選択なのではないかと感じます。

これだけ消費電力が低ければ……ということで、モバイルバッテリー接続も実施。無線LAN経由でブラウジングなど基本的な操作を試してみたが、特に問題なく利用できた。(動作保証外)

 最後にこれはぜひやっていきたいなと感じたのが、小型プロジェクターとの組み合わせ。USB端子を持っている製品もあるし、コンパクトに大画面が実現できてしまうので、これは便利です。写真のプロジェクターはminiHDMI端子搭載なので、変換アダプターが必要ですが、USB端子などを備えているモデルであれば、プロジェクターからの電力供給で動作してしまうかもしれません。

ディスプレーにつなぐ以外にも、小型プロジェクターとの組み合わせなどは楽しいかもしれない。

 大画面PCを持ち運ぶという、これまで難しかった用途が、m-Stickで可能になるわけで。パソコンで見られる画面、パソコンだけでしか見られなかった画面がどこにでも広げられるという点で、とても注目したいですね。

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