34型曲面ディスプレー、5万円台の4Kディスプレーなどもあわせて発表
デル、世界初をうたう27型5Kディスプレー「UP2715K」など4製品
2014年11月28日 15時00分更新
デルは11月27日、27型ディスプレーで世界初の5K解像度実現をうたう「UP2715K」、同社初の34型曲面ディスプレー「U3415W」など4製品を発表した。いずれも12月12日から販売開始予定。
圧倒的! 4Kを超える5K解像度ディスプレー「UP2715K」
UP2715Kは、27型液晶ディスプレーで世界初の5K(5120×2880ドット)解像度をうたう。リフレッシュレートは60Hz、応答速度は8ms。画素数は1400万画素を超え、約800万画素の4Kディスプレーを大きく超える超高精細な画面表示が可能だとしている。
画面表示領域はWQHD(2560×1440ドット)の約4倍、フルHD(1920×1080ドット)の約7倍となる。水平178度/垂直178度と広視野角のノングレアIPS液晶パネルを採用。5K表示にはDisplayPortを2つ使用する必要がある。現時点での対応グラフィックカードはNVIDIA Quadro K2000/K4000/K5000/K6000などで、ドライバーはR344.11以上としている。
液晶パネルにはエッジトゥエッジの全面ガラス加工を施す。ガラスとLCDパネルの間に樹脂層を挟むことでより反射率を抑えるオプティカルボンディングやコーティングにより、従来に比べ画面が見やすいとしている。
最大表示色は10憶7400万色で、色域はAdobe RGB 99%、sRGB100%を実現。工場出荷時にカラーキャリブレーション済みで、購入後すぐに使用できるという。
本体下部に16Wスピーカーを2つ内蔵する。外部接続端子はDisplayPort×2、Mini-DisplayPort、USB 3.0アップストリームポート×2、USB 3.0 ダウンストリームポート×4。画面の調整機能は115mmの高さ調整、前方5度/後方21度のチルト、ピボット、スイーベルに対応する。
本体サイズは約幅637.3×奥行204.5×高さ427.6~542.1mm、重量は約10.07kg(スタンド、ケーブル込)。直販価格は19万9980円(税抜)。
曲面ディスプレー採用ウルトラワイドディスプレー「U3415W」
U3415Wは、同社初の34インチ曲面ディスプレー。解像度は3440×1440ドット、アスペクト比は21:9と横に長い、いわゆるシネマスコープサイズを採用している。ディスプレーの曲面により、肉眼で見た場合に画面中央と画面端の焦点距離が近づくため、目の負担が低減され、より自然に大画面を楽しめるとしている。
リフレッシュレートは60Hz、応答速度は最大5ms。映画鑑賞や画像編集ソフトの利用に適しており、表示モードの調整機能により、1台のみでデュアルディスプレーのような活用も可能だ。IPS液晶を採用し、視野角は178度/172度となる。
最大表示色は10億7400万色、色域はsRGB 99%をサポートする。出荷時にカラーキャリブレーションされるため、購入後すぐに利用できるという。
115mmの高さ調整、前方5度/後方21度のチルト、ピボット、スイーベルに対応するほか、別売のウォールマウントキットによる壁掛けも可能で、ユーザーの使用環境に柔軟に対応できるとしている。外部接続端子はHDMI 2.0端子、MHL端子、Mini-DisplayPort、DisplayPort、DisplayPort出力、オーディオ出力、USB 3.0アップストリームポート×2、USB 3.0 ダウンストリームポート×4。
本体サイズは約幅824.7×奥行216×高さ408.7~523.7mm。重量は約11.25kg(スタンド、ケーブル込)。直販価格は10万9980円(税抜)。
5万円台からの4Kディスプレー「P2415Q」「P2715Q」
「P2415Q」「P2715Q」は、ともに4K解像度(3840×2160ドット)のディスプレー。P2415Qが24型、P2715Qが27型となる。現行モデルに比べIPSパネル採用による水平178度/垂直178度の広視野角を実現し、リフレッシュレート60Hzに対応した。
本体サイズはP2415Qが約幅566.64×奥行205×高さ369.53~499.53mm、P2715Qが約幅640.74×奥行203.86×高さ423.86~538.86mm。重量はP2415Qが約5.68kg(スタンド、ケーブル込)、P2715Qが約7.53kg(スタンド、ケーブル込)。
直販価格はP2415Qが5万4980円(税抜)、P2715Qが6万9980円(税抜)。