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最新パーツ性能チェック ― 第169回

iPhone 5サイズで約3万円のWindows機「ZBOX pico」

2014年11月25日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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 2014年、豊作であったカテゴリーとして超小型PCがある。ASCII.jpでもNUCをはじめ、多くの超小型PCを紹介してきた。

 超小型PCが増えた背景には、極端にTDPが低いCPUの登場が大きく、モバイルバッテリーで駆動するLIVAのインパクトを覚えている読者も多いだろう。

 また低TDPだといっても意外とパワーがあるのも特長の1つになっており、軽い作業であれば十分OKというのも魅力だ。このあたりはWindowsタブレットを持っているのであれば、納得のいく部分だろう。

ZOTACの超小型PC「ZBOX pico」シリーズ

 さて、超小型PCをNUCよりも先に展開していたZOTAC。同社のZBOXシリーズはコンパクトながら、ギリギリまでスペックを高めた製品が多い。その新手として登場したのがZBOX pico。ポケットサイズのコンパクトPCだ。

面積はiPhone 6以下

 まずはサイズから。115.5×66×19.2mmとPCらしくないほどコンパクトである。面積だけでいえば、iPhone 6よりも小さく、置き場所についてはまず考える必要がない。

「ZBOX pico」の大きさはiPhone 6以下で、iPhone 5とほぼ同等

 ファンレス構造であるため、排熱についてもそれほど意識する必要がないのもメリットの1つだろう。スペックは、CPUがAtom Z3735F(1.33GHz/最大1.83GHz、クアッドコア)、メモリーがDDR3L-1333 2GBとなっており、Windowsタブレットからディスプレーを取っ払った状態だと思うと運用イメージはしやすくなるハズ。

本体正面にmicroSDカードリーダー、右側面にUSB 2.0×1、HDMI出力×1、電源がある本体背面には、ヘッドフォン端子、USB 2.0×2、有線LANと並ぶ
電源スイッチは本体左側面にあるACアダプターはよくあるサイズなのだが、本体のコンパクトさもあって大きく感じてしまう

 後述するが、意外とパワーがあり、リビング用PCとしての実用度は高い。次にストレージだが、同製品には「ZBOX PI320 pico」と「ZBOX PI321 pico」の2種類があり、PI320は32GB、PI321は64GBとなっている。

 なお、天板部は写真のように通電時にロゴが点灯する。安っぽく光るのではないため、けっこう見た目もいい。

通電時にロゴが点灯する。ファンレスなので動いているかどうかが音で判別できないため、こういうギミックはありがたい

 インターフェースはそのサイズからすると充実している。USB 2.0×3、HDMI出力、microSDカードリーダー、ヘッドフォン端子、有線LAN(10/100BASE-T)。いずれもフルポートなので変換アダプターなどを用意する必要もない。

 無線周りを見ると、802.11n Wi-Fi、Bluetooth 4.0。有線LANはギガビットイーサではないため、無線前提の運用になるだろうか。ただ映像コンテンツなどをNASからストリーミング再生するぶんには、有線LANで困ることはなかったため、設置環境次第になるというケースが多いと思われる。

 筆者の場合であれば、あまりに設置しやすかったため、TVパネルの後ろ側にテープ止めして運用といったことにも対応してくれた。ここまでコンパクトだとそれもスペックのひとつだといえる。また付属品にはVESA75/100対応マウンターがあり、多くのPC用ディスプレーの背面にも設置可能だ。

VESA75/100に対応するため、基本的な使い方としては写真のようにモニター裏に設置になるだろう本体があまりにも小さいので、レビュー中は写真のようにガムテープで仮止めして運用することが多かった
VESAマウントが付属している

→次のページヘ続く (各種ベンチマークで性能を探る

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