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四本淑三のダイエット・ギークス 第9回

一家に一台置きたい製品

トンカツもドライフルーツも美味、ノンフライヤーは買いだ!

2014年11月22日 12時00分更新

文● 四本淑三

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一口サイズのヒレカツも大成功

 同様の手順で豚ヒレ肉を使ったヒレカツも作っています。ヒレ肉にしたのは、あらかじめ一口大のサイズに切られたものがスーパーで売られていて、切る面倒がないから。

115度15分で加熱したもの。ちゃんと中まで火は通っています。もっと低くても全然大丈夫そう

 ヒレカツも大成功。問題はそれなりに手数がかかること。から揚げのように、肉を買ってきてポリ袋に入れて粉振ってポン、という手軽さはありません。ですが、すべてのプロセスをポリ袋内で済ませられるので、準備と後片付けは、思ったより簡単です。

 しかしながら、最近の卵の値段の高さも含め、カツは製造コストが高くつきます。そこで小麦粉とパン粉だけで作れる串かつを作ってみました。材料を水で溶いた小麦粉に浸し、パン粉をまぶすだけ。パン粉は事前に手でよくもんで、細かく粉砕しておくのがコツです。

 これも大成功。美味しい串かつソースさえ手に入れば、もうこっちのもんですわ。

豚ロースとれんこんの串かつ。近所に串かつ屋さんがないのでこれは嬉しい!

中途半端なドライフルーツが美味しい

 低温調理の最終段階としてドライフルーツを試しました。低い時間で長時間、過熱するというより乾燥させるんですね。ゆえにドライフルーツ。

 ところが、完全に乾燥させるには、長い時間が必要です。そんなに長い時間待っていられないので、途中で取り出して食べてみたら、これが美味しかった。

 特にヤバかったのが、ぶどうです。アイスワインとか貴腐ワインと呼ばれているようなワインの、凝縮感のある、甘く濃厚な味がするわけです。ぶどうのドライフルーツが食べたければ、スーパーに干しぶどうとして売られているわけですから、自分で調理する意味があるのは、断然こっちではないかと思われます。

種なし巨峰ドライフルーツの試作品。100度で60分間加熱。熱風で舞い上がったから揚げ粉が若干付いてしまっているのは見逃して下さい

 その後、さまざまな果物や野菜を試してみましたが、糖度の高いもの、繊維質のものは、だいたいいけます。

柿とパイナップルも100度60分で加熱。パイナップルは思った通りの濃厚な甘さに。柿は干し柿未満の芋けんぴのような不思議な食感に。チーズと合いそうです

イチジクとミニトマトも100度60分。これは加熱しなくても良かった気がしますが、加熱した後は生ハムとの相性が良いので、いい感じのおつまみに

(次ページでは、「ノンフライヤーは新型と旧型どっちがいい?」

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