パロアルトネットワークスは11月21日、同社次世代ファイアウォール(NGFW)の最新版OS「PAN-OS 6.1」の国内提供を開始した。マルウェア分析仮想サンドボックス「WildFire」の機能向上、Amazon Web Services(AWS)やKVMハイパーバイザへのサポートなどの新機能が追加された。
仮想アプライアンス版の次世代ファイアウォールである「VM-Series」では、従来のVMware、Citrix、Ubuntuの各仮想プラットフォームに加え、新たにLinux KVMをサポートした。また、AWSクラウドもサポート対象となり、「AWS Marketplace」での提供を開始している。

新たにAWSをサポート、AWS MarketPlaceでVM-Seriesの提供を開始
また、プライベートクラウド環境でWildFireの機能を提供するアプライアンス「WF-500」においてオンプレミスのマルウェアシグネチャ作成が可能になり、パブリッククラウド版のWildFireを利用することなく保護が可能になった。さらに、WildFireの保護機能が高速化され、新たに発見された脅威に関するシグネチャ配信が、パブリッククラウド経由で15分、WF-500で5分と時間短縮されている。
