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ハイテク満載のスカイラインハイブリッドは自動運転への布石?

2014年11月23日 12時00分更新

文● 松永和浩 写真●松永和浩

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自動運転の未来はすぐそこまで来ている!

 自動ブレーキを組み合わせたクルーズコントロールは各社から発表されているが、代表的な「ぶつからないクルマ」といわれているのはカメラ検知のみで、霧などの天候に左右されることも多いうえに、割と近距離で検知をするのでブレーキの減速度が強い傾向がある。しかし、ミリ波レーダーで検知するタイプは、前車の検知距離が長く取れるので滑らかに減速する。その中でも、スカイラインのTypeP以上のみに装備されたミリ波レーダーは、2台前のクルマを検知してすぐ手前のクルマの挙動を予測する機能のおかげで、より高い安全性を持っているようだ。

 もうひとつのハイテクであるアダプティブレーンコントロール機能を実現するために、世界で初めて市販車で採用したのがダイレクトアダプティブステアリングで、これはハンドルとフロントタイヤを物理的に切り離し、ハンドルからの蛇角情報などを電気信号でフロントタイヤに伝えて操蛇するものだ。道路状況に合わせてフロントタイヤが自動的に動いて安全な走行をもたらすが、その動きをハンドルに伝えることなく不快感や違和感の無い運転を実現させている。

 ここは日産の公式動画でその仕組みを確認していただきたい。

スカイライン 走行性能7

 先ほども書たが、このアダプティブクルーズコントロールとアダプティブレーンコントロールが組み合わされば、前車との距離を確認し、速度調整を行ないながら車線の真ん中を走ることは全てクルマがやってくれるわけで、クルーズコントロールを設定中に行なう運転操作は安全確認の徹底に費やされるのみである。つまり擬似的な自動運転となっているのだ。

 昨年、様々な展示会で自動運転のデモ走行をした日産リーフがある。それに搭載されていた数々の技術の基礎が反映されたのが今回のスカイライン350GTハイブリッドType SPなのだ。

 GPSによる位置情報とカメラによる標識などの規制確認、ソナーによる飛び出しやミリ波レーダーによる遮蔽物の裏側に対する危険検知の精度向上が、いまスカイラインハイブリッドに搭載されている基礎技術と組み合わされば、技術的には自動運転が可能となる。

 自動運転のような未来を手に入れるためには、更なる法整備とわれわれの交通安全への意識向上が必要だ。自動運転はもう未来ではなく、もうすぐそこまで来ているのである。

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