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自立警備員ロボット「K5」、只今パトロール中

2014年11月21日 07時00分更新

文● Lauren Orsini via ReadWrite

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まずはマイクロソフトのシリコンバレー・キャンパスから。

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警備員として働くことは危険であまり割りの合わない仕事かもしれない。今ある企業が、これをロボットにさせようとしている。

カルフォルニアのマウンテンビューにあるスタートアップKnightscopeが、2013年からこの目的で「K5」と呼ばれるロボットを開発しテストを行っているとMIT Technology Reviewがレポートしている。現在、これらロボット部隊がマイクロソフトのシリコンバレー・キャンパスをパトロールするのに十分な数で周回している。

5フィートの身長で300ボンドのK5は、セミ・ヒューマンのプロポーションをもった移動型ロボットだ。スムースに移動し、遠くから見ればフレンドリーに見えるが、近くから見ると意外に威圧感がある。武器を持ち運びせず、人を傷つけることはないが、誰かを拘留する必要がある場合、遠隔モニタリング・センターへアラートを送っている間、不気味な警報音を鳴らすことができる(初期モデルにはまだ重大な脆弱性ー彼らを押し倒すと誰かの手助けがなければ起き上がれないーがある)。

一方で、K5にはフレンドリーな役割もこなしてくれる。もしあなたが助けが必要であれば、このロボットの頭上にあるボタンを押すことで人間のオペレーターを呼び出すことができる。

「これによって単調でたまに危険な仕事は片付けることができ、アプリケーションによって法の執行やプライベートなセキュリティーなど戦略的な仕事を残すことができます」とKnightscopeの共同設立者でセールス部門担当副社長のステーシー・スティーブンスはMITに語っている(つまり低い賃金の警備員の仕事は無くなるかもしれない、敷地の護衛などはK5がやってくれることになる)。

このロボットは、互いの通信や人間のオペレーターとの通信にWiFiを使用する。彼らには4つの高解像度カメラがロボットの各方向に付いていて、ナンバープレート認識カメラや4本のマイクロホン、1つの天候センサーなども搭載している。

スティーブンスは、K5のコストについて明らかにしていないが、潜在的な顧客の中には警備保障会社やオフィスビル、学校などが含まれていると述べている。

画像提供(K5):KnightScope

Lauren Orsini
[原文]


※本記事はReadWrite Japanからの転載です。転載元はこちら


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