Dolbyの技術でHi-Fiサウンドを堪能
「ARROWS NX F-02G」
ARROWS NX F-02Gは、画素密度570ppiのWQHD(1440×2560ドット)5.2型IPS液晶ディスプレーを搭載する富士通製フラッグシップモデル。
ボディー外周には本物の金属からなる「メタルエッジフレーム」を採用し、IPX5/8レベルの防水・防塵性能も備えるタフネス仕様だ。
SoCは2.3GHzクアッドコアの「Snapdragon 801 MSM8974AB」と、この解像度としてはもう一段の性能がほしいところだが、オーディオ再生に関しては大きな影響はなさそうだ。
音質関連の機能としては「Dolby Audio」を採用。ハイレゾ再生時には無効となるが、圧縮音源を含むCD水準のオーディオ信号を独自アルゴリズムで加工し、Hi-Fiサウンドを楽しませてくれる。
ホールなどの音場を再現するオーディオエフェクト的な使い方だけでなく、音量を上げるスイッチが用意されているため、インピーダンスが高めのヘッドホンを中心に利用する場合にも有効だ。
臨場感や空気感が印象的
ハイレゾ再生は、標準装備のアプリ「メディアプレイヤー」で対応。内蔵ステレオミニジャックにヘッドホン/イヤホンを差すだけで利用できる。
アプリ画面は特に変化がなく、ハイレゾ音源として再生されているか不安になるが、ステータスバーを注意深く見るとハイレゾ再生時には「HR」と表示される。なお、再生可能なフォーマットは96kHz/24bit、192kHz/24bitのWAV/FLACで、DSDの再生には対応しない。
試聴にはLINN Recordでダウンロード購入したSwami Jr.の「Mundos e Fundos」をチョイス。左右チャンネルの分離感が良好で音場も広く感じられ、アコースティックギターの生々しさを堪能できた。
編註: 記事公開時点で、USB DACとの接続に関する記載がありましたが、メーカーはARROWS NX F-02GとUSB DACとの接続が可能であると公式にうたっていないため、該当部分を削除しました。(2014年11月20日)
(次ページに続く、「GALAXY S5 Activeでハイレゾ音源を試聴!」)
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