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スマホで始める「音楽アプリ部」第62回

プロも唸る実用性の高さもウリ

間違えても壊れない、実機では不可能だったシンセアプリ「iMS-20」

2014年11月16日 12時00分更新

文● 藤村亮

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アプリだからこそ間違えて接続してもOK

 iMS-20はアナログシンセアプリとしての機能はもとより、リズムマシンとしての性能も単一のリズムアプリ並みに磨き抜かれており、とても実用性の高い仕上がりだと感じました。パネル上に並ぶツマミの数やパッチケーブルの接続など、一見しただけではわかりにくい部分も多々あります。ですが実機と違い、接続を間違えても機器が破損する心配はありませんから、ひとつひとついじりながら覚えていく楽しみもあると思います。

 シンセサウンドの図太さはさすがの仕上がり。特に低音域の厚みは、AnimoogやArturia iSEMのベースシンセサウンドに負けず劣らずの迫力です。

 外部MIDI機器との連携にも対応しているのもうれしいところ。iRig KEYSなどの小さめなMIDIキーボードを接続して、KORG ProphecyやNovation BassStationのようなベースシンセサイザーとして、ステージで使用するにもまったく問題ないレベルです。

 シーケンサーもセッティングの自由度は高いので、ベース1トラック+ドラムキット6トラックでベーシックなリズムトラックを作ってその上でギターを弾いてみる。あるいはドラムキットをキック・スネア・ハイハットの3点でシンプルにまとめて残りの4トラックをシンセに充ててEDMトラックを組み上げてみるなど、このアプリひとつで楽曲を仕上げることも充分可能です。

 ツマミの反応が少々極端なところと、タップテンポの機能がないところは惜しい部分でした。ツマミの反応に関しては数値入力も可能だともっと扱いやすくなってうれしいかなと思います。

 8Bit系の音楽からインダストリアル風のヘヴィーな音楽まで、幅広く使えそうなiMS-20、ぜひ一度試してもらいたいアプリです。



藤村 亮(ふじむら りょう)

photo by Shin Kobayashi

 1981年生まれ、Ibanez製7弦ギターを手に世界を渡り歩くロックミュージシャン。2006年にバンド"AciD FLavoR"の7弦ギタリストとしてメジャーデビュー。2008年よりベルギーのインディーズレーベルと契約し、"Ryo Fujimura"としてソロ活動を開始。ヨーロッパ最大の日本文化イベント"JapanExpo"や各国のJ-Musicイベントにゲスト参加した。2012年からは活動の幅をメキシコにも広げ、3度のライブツアーを敢行。さらに、2013年11月にはヨーロッパツアーを終え、2014年1月1日から一日一曲アップロード企画「Daily Sound Scape」をSoundcloud上で開始。

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