エクスペディアのサービスは
予約から旅程管理までマルチデバイス
「我々は、単なる旅行会社でもなければ、テクノロジーの会社でもない。旅行を変えていくテクノロジーを持った会社だ」(ビクラム・マルヒ アジア地域 最高事業責任者)
エクスペディアといえば、ホテル・航空券などの、旅行に関するオンライン予約を扱うウェブサイトでおなじみ。同社は11月13日、IT・モバイルテクノロジー新戦略に関する記者発表会を開いた。
発表会では、「テクノロジーが旅行を変える」と宣言され、“シームレス・トラベル・プラットフォーム”なるものがうたわれた。いったいどういうものか? ポイントは3つある。「マルチデバイス」「予約から旅程管理まで」「個別最適情報」だ。
まず、PCやスマホ・タブレットなど、複数のデバイスにまたがっての旅行予約・管理などが可能になった。たとえばPCで見ていた情報を、そのままシームレスにモバイルで見られる(マルチデバイス)。
また、旅行検索・予約だけにとどまらず、チェックインカウンター/ゲート番号の変更、フライト遅延、手荷物受取ターンテーブル番号、フライトやホテルチェック時間のリマインドまでしてくれる。エクスペディアはホテルや飛行機を予約するだけでなく、旅程の管理もしてくれるわけだ(予約から旅程管理まで)。
さらに、個々人の検索履歴にもとづき、おすすめのクーポンやフライト先など、個別に最適化された情報を提供してくれる(個別最適情報)。ちなみに日本向けのローカライズもなされており、たとえばハワイを愛好する日本人のために、日本語のアプリやサイトでは、ハワイ旅行の情報が多めに紹介されていたりするそうだ。
なお発表会の最後には、旅行に関するオンライン予約を扱う同社らしく、10万円の旅行クーポンをめぐってのクイズ大会が実施された。航空券とホテル代を合わせて約16万5千円のところ、同社の「旅セット割」を使えばいくらになるか……と、クイズでサービス内容をアピール。ちなみに正解は、半額以下の約8万円(あくまで一例)。集まった記者たちは、割引の大きさに驚きの声をあげていた。