3K液晶Quadro 搭載で3D CGやCADを出先で使える「Raytrek QK2100HE」
薄さ20mmでフルHDより2.25倍広いドスパラのRaytrek
2014年11月14日 18時00分更新
サードウェーブデジノスの「Raytrek QK2100HE」は、2880×1620ドットの3K表示に対応した高性能なモバイルワークステーションだ。GPUにはOpenGLに最適化されたQuadro K2100Mを搭載。さらにCPUとしてCore i7-4710HQ(2.50GHz)を搭載することで、本格的な3D CGやCADにも対応できるパワーを持っている。
高いグラフィックス性能を持ちながらも本体はスリムで重量も軽く、持ち運びにもピッタリ。普段の制作作業はもちろん、取引先でのプレゼンや納品先での修正作業にも適したマシンなのだ。
シンプルかつ実用性の高い本体デザイン
「Raytrek QK2100HE」の本体デザインは非常にシンプルだ。本体カラーは非光沢のブラックで、ロゴやエンブレム、模様のたぐいは一切ない。地味だと感じる人もいるかもしれないが、筆者には落ち着いた雰囲気に感じられ好感を持てる。
あくまでも余談だが、取引先にPCを持ち込む際、PCのメーカーと相手先企業の関係によっては微妙な空気が流れることがある。その意味でも、ロゴやエンブレムのないノートは一定の需要があるのではないだろうか。
フットプリント(接地面積)は約幅390×奥行き266mmで、B4サイズ(幅364×奥行き257mm)とA3サイズ(幅420×奥行き297mm)の中間程度のサイズ感だ。標準的な15.6型ノートと同じがやや大きい印象だが、高さは20mmと抜群に薄い。
重量も約2.0kgと、15.6型としてはかなり軽い部類に入る。持ち運び用途で使いたくなる魅力的なスペックではあるが、ディスプレー下部を軽く押すとたわみが生じるなど、天板がやや華奢なようで若干の不安を感じた。もっともカバーに入れて持ち歩けば、特に問題はなさそうだ。
(次ページ「3K解像度とThunderboltは3D CGやCADにはうってつけ」へ続く)