Apple Geeks 第155回

iOS 8とOS X Yosemiteの「機能拡張」（App Extensions）を知る

「共有」ボタンに表示される項目

　「リーディングリストに追加」や「AirDrop」といった「共有」ボタンに表示される項目も機能拡張であり、システム環境設定「機能拡張」パネルでオン／オフできるが、独立したアプリケーションとしては存在しない。その実行ファイル（.appex）はプライベートフレームワークの「ShareKit.framework」内部にあり（/System/Library/PrivateFrameworks/ShareKit.framework/Versions/A/PlugIns）、一般ユーザーからは隠ぺいされている。現在のところサードパーティー製は目にしていないが、比較的小規模の開発ですむと考えられることから、今後増えそうな予感だ。

「共有」ボタンに表示される項目はShare型の機能拡張で、その実行部分は「ShareKit.framework」内部にある

　ところで、App Storeにも機能拡張を利用したOS X用アプリケーションが増えつつある。カテゴリを頼りに探しても見つからないが、「Widget」などのキーワードを使えば発見できる。その際、OS X Yosemite以降で利用できる機能なだけに、互換性欄に「OS X 10.10以降」と記載があるかどうかが判断材料となるはずだ。まずは、以下に挙げるふたつのアプリケーションを試してみるといいだろう。

	Countdowns - Widget for counting days left to events
	価格	無料（アプリ内課金）	作者	Martin Stemmle
	バージョン	1.0.1	ファイル容量	1.8 MB
	対応デバイス	64bit IntelベースMac	対応OS	OS X 10.10以降

	Battery Diag
	価格	無料	作者	Rocky Sand Studio Ltd.
	バージョン	1.2.1	ファイル容量	3.8 MB
	対応デバイス	64bit IntelベースMac	対応OS	OS X 10.9以降

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