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ワールドワイドに通用するピクトグラムに人種の多様性が導入

Unicode、Emojiに肌の色の指定を検討中

2014年11月05日 19時22分更新

文● 行正和義

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 5種類の肌色を指定できる新EMOJI 

 Unicodeコンソーシアムは現地時間11月3日、次のUnicode 8.0のEMOJI(絵文字)として肌の色を指定するコードを提案していることを発表した。

 携帯電話で用いられる絵文字はドコモのiモード時代のメールに端を発するが、日本国内での異なる携帯電話事業者間の統一を経て、今では国際的にEMOJIとして利用されている。

 コンピューターにおける文字コードを定めるUnicodeコンソーシアムでは、Unicode 6.0よりEMOJIを収録、いまでは世界的にどんなコンピューターや携帯電話でも絵文字を送ればその形で相手に伝わる(ただしデザイン自体は細かく規定されているわけではない)というワールドワイドに通用するピクトグラムとなっている。

グレースケールでの表現も用意されている

 もともとモノクロなシンボルだったEMOJIも携帯電話などの端末の進化に伴って色を表現するコードが追加されてきたが、現在策定中のUnicode 8.0では人を表現するシンボルに“人種の多様性を反映するため”5種類の肌の色を指定できるようにすることを検討中だ。肌色サンプルは皮膚医学用分類パターンから採られており、モノクロの端末(もしくはメールソフト)でも表せるようにグレースケールも用意される。Unicode 8.0は順調に策定されれば2015年半ばから導入される予定。

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