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ベネッセ四半期決算、情報漏えい対策で20億円の赤字

2014年11月04日 01時42分更新

記事提供:通販通信

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 (株)ベネッセホールディングスが31日に発表した2015年3月期第2四半期(2014年4~9月期)によると、売上高が前年同期比1%増の2331億7800万円、経常利益は同8.7%増260億7600万円、四半期純利益は情報漏えい事件の対策で260億円を計上したことなどで20億9500万円の赤字となった。

 通信教育講座「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」は在籍数の減少、新規募集の自粛などで減収したが、語学・グローバル人材教育事業で円安による影響がプラスになったことや、中国で通信教育講座の延べ在籍数が増加したことなどで増収となった。通期の業績予想は、売上高が前期比0.1%増の4670億円、営業利益は同21.9%減の280億円、経常利益は同24.8%減の265億円、純利益が10億~90億円の赤字となった。

 情報漏えい対策費260億円の内訳は、情報セキュリティ対策で183億円、その他は会員へのお詫びや詫び状の発送費、問い合わせ対応費用、個人情報漏えいに対する調査など。情報漏えいの再発防止策としては、ITガバナンスを強化してセキュリティレベルを大幅に向上させること、データベースの管理、保守・運用、利用の3つの機能を切り離し、これらを自社グループ内の事業者が行うことなどを挙げている。

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