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Trend Micro Deep Security 9.5は来年受注開始

トレンドマイクロ、VMware NSXと連携するサーバーセキュリティ対策

2014年10月31日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 トレンドマイクロは、総合サーバーセキュリティ対策製品の新バージョン「Trend Micro Deep Security(以下、Deep Security)9.5」を2015年1月7日より受注開始する。

 新バージョンのDeep Security 9.5は、VMwareが提供するネットワーク仮想化およびセキュリティプラットフォームである「VMware NSX」と新たに連携する。VMware NSXの特徴である「拡散防止型セキュリティモデル(ゼロトラストモデル)」、「マイクロセグメンテーション」、「自動化」を基軸に、ネットワークの伸縮性や柔軟性に対応したセキュリティ構築の実現を可能にするという。セキュリティ対策を定義する範囲をVMware NSXの利用によりVM単位にまで最小化し、他のVMへの被害拡散を防止する。さらにウイルスを検出したVMを一時的に隔離セグメントに自動隔離し、ウイルス検索を実施し復旧後に元のセグメントに戻すという運用が可能となる。

Deep Security 9.5とVMware NSXとの連携イメージ

 また、Deep Securityにて保護されているすべてのVMをVCOPS上で可視化し、セキュリティステータスやそれらに関連するイベントを包括的に集中管理できる。さらに、ヴイエムウェアのクラウドサービス「VMware vCloud Air」とも連携し、Deep SecurityのエージェントをVMware vCloud Air上で稼働させることも可能になっている。

 その他、RedHat7、AIX7.1などの新バージョンのほか、Oracle Unbreakacble、CloudLinux、Debianにも新たに対応。ウイルスがサーバに侵入しようとした際にリアルタイムで検出するリアルタイム検索機能を、Deep SecurityエージェントのLinux版にも実装した。

 「Trend Micro Control Manager」の最新バージョンとの連携を強化し、Deep Security 9.5で検出したログをTrend Micro Control Manager上でモニタリングすることが可能となる。他のトレンドマイクロ製品の脅威情報とともに、総括的に管理できる。

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