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ビンゴみたいな見た目だけど、パスワード管理はしっかりできる

25マスの“場所”でパスワードを生成し管理するアプリ「PassClip」

2014年10月30日 14時07分更新

文● 八尋/ASCII.jp編集部

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マスターキー不要、場所と順番を覚えるマトリクス表示型パスワード管理アプリ「PassClip」

 様々なウェブサービスのユーザー登録に必要なパスワード。セキュリティーのことを考えて生年月日などを使用せず、かつ別々のパスワードを使いたい。しかし管理するのが大変で、パスワードを忘れたりメモを紛失してしまうと、さらに面倒なことになる。

 そんなパスワードを少し変わった方法でパスワードの生成と管理ができるのが、パスロジが配信しているアプリ「PassClip(Ver1.2.0)」だ。ダウンロードは無料でApp内課金制。iOS版は10月24日に配信を開始し、Android版は11月中旬に配信予定。

マスターキー不要! 場所と順番を覚えるマトリクス表示型パスワード管理アプリ

 PassClipは、縦横のマトリクス(座標)の位置情報を利用して、パスワードを生成する。初回起動時に、25個のマスから4つの場所と順番を選択して登録。新しいパスワードを新規登録する際に、決めた4つの場所を順番通りに選択したものがパスワードになる。

25個のマスの中から4つの場所と順番を決める

ウェブサービスごとにランダムに文字が表示される。最初に設定した場所と順番でパスワードを生成する

 マスの中の文字は、各パスワードごとにランダムに変わるため、パスワードが被ることなく作成できるうえに、場所と順番を知っている人のみがパスワードが分かる仕組みになっている。これにより、従来のパスワード管理アプリで必須だったマスターパスワードの入力が不要になる。

パスワードを登録する枠「スロット」は5つ用意されている。スロットは3つ100円で追加可能

 パスワードを登録する枠「スロット」は5つ用意され、スロットは3個100円で追加可能だ。また、スロットを1000個まで使用できる「フォロワーコース」は、2400円/年で利用できる。

12月以降に、新機能を追加した「Ver.1.3.0」を配信予定

 そのほか、新機能を追加した「Ver.1.3.0」を12月以降に配信する。Ver.1.3.0では、提携企業との連携サービスを追加する予定だ。

 連携サービスでは、PassClipでそのウェブサービスの専用スロットをタップしてパスワードを表示しないと、ログインできない「ログインプロテクト」機能を導入。また、ネットバンクなどで送金・振込操作をする際に、振込先の最終確認をPassClip内で実施し、最終確認をユーザーが必ず目視する必要があるようにする「マン・イン・ザ・ブラウザ対策」も追加する。

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