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麻倉怜士のハイレゾ入門講座 第4回

ヘッドフォンとハイレゾ、手軽な圧縮から本格的な音へ

2014年12月29日 11時00分更新

文● 編集部、語り●麻倉怜士

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モバイルを意識した2つの新しい流れも

 ためこんだファイルを外でそのまま聞くにはサイズが大きすぎるので、二つの流れが出てきています。

 ひとつはKRIPTONによる、iPad専用ストリーミングサービス (関連サイト)。音楽はクラウド上に保存されていて、買ったコンテンツを専用アプリでストリーミング再生できる。これはハイレゾというよりは利便性を重視している印象ですが。

クリプトンは専用アプリを使い、購入した曲をiPadどに保存せずストリーミングで聴ける「HQM クラウド」を展開中だ。

 もうひとつが、つい最近e-onkyo musicが発表したのが、自宅のストレージに直接ダウンロードできるサービスです(関連サイト)。これはスマホとかタブレットを使って、外で音源を買った際、その瞬間に自宅のストレージにe-onkyoからデータを自動ダウンロードするサービスです。

e-onkyo music

 これの何がいいかというと、例えば、これまではパソコンで買ったファイルはパソコンのHDDにファイルが保存されていました。しかし、e-onkyo musicのサービスでは、“買う”という行為と“ダウンロード”という行為を分けて、コンテンツは好きな場所、好きな時間に買える。ダウンロード先は普段自分が使っているNASに落とすといったことが可能になります。NASのほかに、パナソニックのBDレコーダーもこのサービスに対応します。

オーディオNASスタートシステム「HS-210-ONKYO-2T」(オンキヨー)

ディーガ「DMR-BRZ2000」(パナソニック)

 モバイル環境で広い意味でハイレゾにアクセスしよう、楽しもうという動きができたっていうのも最近の大きな流れですね。

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