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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第178回

さまざまなマシンにインストール!

スタートメニューが本格復活! Windows 10の新機能を使いこなすワザ

2014年10月29日 10時00分更新

文● 柳谷智宣

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ストアアプリをウィンドウ上で動かす

 ストアアプリがウィンドウとして動作するようになったのも大きなポイント。マルチタスクがウリのWindowsなのに、全画面表示というのはいまいちだった。Windows 10からは普通のアプリのように扱えるので、今まで以上にハードルが下がることだろう。

 現時点では、ストアアプリのすべてがウィンドウサイズの調整に最適化されているわけではないが、今のところ大きな問題は起きていない。ちなみに、Windowsストアもウィンドウで表示できる。

 アプリスナップ機能も強化されている。Win+←もしくは→キーで縦分割できたが、Windows 10では上下分割もでき、4分の1サイズで表示できるようになった。しかしストアアプリはまだそれほど小さくできないので、4分の1表示ができないことも多い。ちなみに、タスクバーに「Task View」というアイコンが新たに追加されている。これはAlt+Tabキーと同様にタスク切り替えの機能だが、後述する仮想デスクトップ機能の起点にもなる。

ローカルアカウントでセットアップした場合は、マイクロソフトアカウントを有効にする

ストアアプリがウィンドウ上で動かせるようになった!

ウィンドウ幅を一番小さくしても、きちんと動作する

アプリスナップが4分の1サイズにも対応した。アプリを左右どちらかに寄せた状態で、Win+↑もしくは↓のショートカットでサイズを変更できる

「Task View」をクリックする

タスクがサムネイルで表示される

仮想デスクトップ機能で広大な作業画面をゲット

 Windows 10では仮想デスクトップ機能も復活している。Windows XPの時代にマイクロソフトが公開したツールに入っていたのだが、それからトンと音沙汰なし。立ち消えてしまったので、フリーソフトを活用していた人も多いだろう。それなのに、突然お目見えした。

 仮想デスクトップとは、マルチディスプレーの画面を仮想的に再現する機能で、1つのディスプレーでいくつものデスクトップを利用できるのがメリット。あるデスクトップにはメインの作業用にブラウザーとエディターを表示、あるデスクトップにはTwitterとFacebookのクライアント、あるデスクトップにはゲームを表示させておき、手軽に切り替えられる。すべて1画面に表示して、ウィンドウを切り替えればいいじゃないか、と思われそうだが、表示位置やウィンドウサイズをきっちり調整したデスクトップが複数あると便利なのだ。仕事で使っているなら、このプロジェクトにかかわる作業はこのデスクトップ、企画書関連のフォルダーやエディターは別のデスクトップ、と使い分けられる。

 使い方は簡単で、「Task View」を開き、デスクトップを追加すればいいだけ。「Task View」アイコンをクリックするのが面倒なら、Win+TabキーでもOKだ。

「Task View」を開き、「Add a desktop」をクリックする

デスクトップが追加されたので、新しい画面をクリックすれば切り替わる。「×」をクリックすればデスクトップが閉じ、表示されていたアプリは左隣のデスクトップに移動する

複数のデスクトップを切り替えて利用できる

ほかのデスクトップで起動しているアプリには、マークが付く

エクスプローラー&コマンドプロンプトも変わった

 エクスプローラーも変わった。新しく開くと、「Home」が表示されるようになった。ここには、よく使うフォルダーや開いたり作成したファイルの履歴が表示されている。筆者としては、毎回ドライブから必要なフォルダーにアクセスしたいところだが、一般ユースではこちらの方がすぐに作業に取り掛かれるのでよいのかもしれない。

エクスプローラーのアイコンをクリックしたり、Win+Eキーを押すと、エクスプローラーで「Home」画面が開く

 コマンドプロンプトも機能強化されている。何より便利なのが、Ctrl+Vという貼り付けのショートカットキーが利用できるようになったこと。従来は「^V」と表示されてしまうので、右クリックメニューからペーストするのが面倒だったのだ。そのほか、コマンドプロンプトのプロパティ画面からいくつかの新機能を有効にできる。コマンドプロンプトの画面を半透過表示にすることも可能だ。

コマンドプロンプトを管理者権限で起動し、右クリックメニューからプロパティを開く。「Experimental」タブで新機能を有効にできる

半透過表示もできる

 Windows 10は潔くスタートメニューを復活させたことで、ずいぶん使いやすくなっている。フラットデザインのタイルとの融合もいい感じで、退化というよりも進化していると言っていいだろう。ストアアプリがウィンドウ上で動くのも待ちに待っていた機能だし、仮想デスクトップ機能も初めての人にとっては目から鱗が落ちるかもしれない。

 まだプレビュー版なので不具合もあるし、日本語にローカライズされていないし、なにより仕様が変更される可能性もある。とはいえ、Windows 10の特徴や魅力は十分に体感できる。興味のある人は、ぜひインストールして触れてみてはいかがだろうか。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。日経パソコンオンラインで「ビジネスPCテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「ポケット百科 GALAXY SII LTE 知りたいことがズバッとわかる本」(翔泳社)「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)。


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