ペン単体で筆記しながら録音もできる
Livescribeのスマートペンシステムが他社のスマートペンより圧倒的に優れた点は、筆記データと筆記時の録音データが、同じ時間軸を共有して同時に保存、共有、参照できること。録音データはペン内蔵のマイクからスマホ側に送信される。
たとえばセミナーに出席した時など、講演がはじまると同時に録音をスタート。その間に気がついた重要点を文字としてメモする。
時にはその講演の中で特に気になったトピックを、ノートの右下にある「星」「旗」「ラベル」の3つのアイコンにペン先でタッチした後、ノートに目的の言葉を書くことで、その言葉を検索のタグとして明示的に扱うことができる。
録音中に筆記した文字列やイラストはLivescribe+上は緑色のカラーで表示される。自分が講演者の話を聞きながらノートに記述した時に、実際の講演者はメモ以外にどのようなことを発言していたのか知りたければ、気になる任意の文章の行をLivescribe 3のペン先でクリックすれば、その時点で講演者が話していたことがiPhoneのスピーカーから再生される。
また筆記データをLivescribe+の「Pageモード」ではなく「Feedモード」で閲覧切換すれば、長い文章も、時系列に分断された「スニペット」(言葉の断片)と呼ばれる表示スタイルに切り替えることが可能だ。
短い文節のようなスニペットはその表示されたブロック単位を指先で右側にフリックすることで、OCR処理されたテキスト表示を瞬時に行なうことができる。
実際に何度か試してみたところ、特殊な文字や図形、イラストなどを含まないスニペットはかなりの精度でOCR変換が可能だった。
Livescribeドットペーパー(専用ノート)上の、星アイコン(お気に入り)、旗アイコン(フラグつき)、TAGアイコン(タグ付け済み)の3つのアイコンをペン先でタッチ後、記述した検索対象候補のセンテンスをOCR処理できる。これは極めて便利な機能だ。
使用できるノートの種類はLivescribe 3に標準で付属する「Livescribe 3 Starter Notebook」以外に、従来の「A5 Grid Notebook」も、付箋紙型の「Stickey Note 3×3 Pad1」も同様に使用可能だった。
付箋紙型ノートは備忘録として、またとっさのメモ用紙としてクラウドサービスと連携できる極めて便利な存在だ。
(次ページに続く、「ガジェットではなく仕事のツールになったスマートペン」)
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