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ダテでもかけたい遊び心をくすぐるメガネを見てきました!

メガネ美女に注目!国際メガネ展で最新モデルをチェックしたよ

2014年11月02日 11時00分更新

文● 河内典子(@mucchio)

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 10月20日~22日、東京ビッグサイトで開催された「国際メガネ展(IOFT2014)」に行ってきた。世界20カ国、770ブランド、1万2000点のメガネが集結した、まさにメガネ一色のイベントだ。いたるところに商談ブースが設けられ、メーカーとバイヤーの出会いの場となっていた。この記事では、広い会場で筆者が気になった受賞作品、海外からやってきたメガネと福井県鯖江市のメガネを紹介する。

メガネといえばやっぱりジョブズ?

 にぎやかなブースが多いなか、ひっそりと一人で店番していたボストンクラブさんから紹介したい。メガネフレーム全国シェア94%を誇る福井県鯖江市から参加した同社。鯖江市のメガネは、かのスティーブ・ジョブズがお気に入りのメガネフレームを大量に購入したメーカーがあることでも有名だ。このブースで展示されていたフレームには、英語の人名が付けられていて、その名前の歌手が歌っている曲を録音したミックスカセットも展示されていた。販促物にかける情熱がすごい。

高橋さん。ボストンクラブでグラフィックデザインを担当している。手にしてるのは製品名にちなんだミックスカセットテープ

パズルのようなキッズメガネ

 この国際メガネ展は「アイウェア・オブ・ザ・イヤー 2015」という賞をメンズ部門、レディース部門、キッズ部門、サングラス部門、機能・技術部門を設けている。

 この記事では、キッズ部門と機能・技術部門のデザイナーに話を聞けたので、それぞれ紹介したい。

 レバノンから参加し、キッズ部門の賞を受賞したEYEDEAS Smart Opticsのデザイナー、ハフムード・ハキン(Mahmoud Hakim)さん。「Specky」は、パズルやレゴのようにパーツの組み合わせが自由なメガネだ。フレームをどのような角度にも曲げることができ、色も子どもが好みそうな色合いだ。運動量が多く、メガネを壊しやすい子どもには、安全で、壊れたパーツのみの取り替えができるのはいい。

いくつかのパーツをパズルのように組み合わせる

かわいらしい色がそろう

デザインを手がけたハフムードさんによる説明。フレームが360度曲がる。

3人の小さなフィンランドの会社が作る木がしなやかなメガネ

 機能・技術部門で賞を受賞した「KRAA KRAA」。KRAA KRAAはフィンランドでカラスの泣き声を表す「カーカー」という泣き声だ。芯材、表面材ともに一枚の薄い板を貼りあわせて作成していて、つなぎ合わせにしていないので、木目が楽しめる。試してみた感触は、木のしっとりとした、しなやかさが味わえた。

受賞したマティさん(左)と総代理店INOCO LABの丸山明子さん(右)

 KRAA KRAA EYEWEARのデザイナー兼CEOのマティ・ハンニネン(Matti Hänninen)さんが機能を説明してくれた。KRAA KRAA EYEWEARは、いつも3人でメガネを作っている小さな会社なので、受賞には正直びっくりしているそうだ。

受賞を喜ぶマティさん。

 ここで、マティさんに鼻の高さとメガネの鼻あてについての豆知識を教えてもらった。日本人と欧米人でフレームを変えなくてはならないという話だ。欧米人は鼻が高いので、両レンズの間の鼻あてが不要で、欧米で発売しているモデルは、鼻あてのないメガネフレーム。日本向きのものには、特別にコルクで鼻あてを付けて対処しているという。鼻の高さがそこまでメガネフレームのデザインに影響していたとは、日本人にはびっくりな話だ。

フィンランドのカラスはきれいなカラス

 もう1つ、脱線して豆知識をお伝えしたい。社名になっているカラスだが、フィンランドのカラスは下の写真のようにツートーンカラーできれいな出で立ちなのだそうだ。

(次ページ、メガネが似合う女性たちクリップ)


 

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