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ネットから生まれたさまざまな新語が辞書に追加されるのは英語も日本語も同じ

英・辞書出版社が選んだ2014年の英単語、「overshare」(共有しすぎ)

2014年10月24日 14時09分更新

文● 行正和義

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The Chambers Dictionaryのサイトより

 イギリスの辞書出版社が選んだ2014年を代表する単語は「overshare」(オーバーシェア)と「photobomb」(フォトボム)に決定した。

 これは歴史ある辞書出版社コリンズ(Collins)とチェンバース(Chambers)が選んだもの。新たに普及した英単語を辞書に掲載するとともに、その年を代表する単語を選ぼうという「今年の単語」企画。チェンバースが推したovershareが今年の単語に輝き、コリンズが推したphotobombは次点となった。

overshare:私生活をありえないほどあけっぴろげにする

 overshareはSNSなどで散見される“個人情報を漏らしすぎる行為”を指しており、自分や子供の写真や行動を事細かくネットに公開(シェア)しすぎる行為。FacebookやTwitterのSNS中毒者に見られる行為を揶揄する否定的な意味合いで使われる。

 次点となったphotobombは“意図しないものが映り込んでしまった写真”。普通の記念写真のはずなのに偶然後ろにとんでもないものが写ってしまい、写真としては台無しになっているが、オモシロ写真としてSNSで拡散されやすい。このほか、Twitterなどによって叩き行為に使われるハッシュタグ“Bashtag”などが候補に上がっていた。

Collins Dictionaryのサイトより

 英国では昨年、権威ある辞書のオックスフォードが“selfie”(自撮り)を載せて話題となり、selfieも今回の候補として挙げられていた。overshareもselfie同様にやや否定的なニュアンスが含まれているが、selfieに関しては単語もその行為もすっかり定着した感があり否定的な意味合いはやや減ってきているようだ。

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