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生産性・業務効率向上のために今のマイクロソフトはここまでできる!

まさにネ申デモ!デバイスからクラウドまで貫く魅惑の「西脇劇場」

2014年10月24日 10時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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10月23日のThe Microsoft Conference 2014の基調講演においてデモを行なったのが、カリスマプレゼンテーターとも呼ばれるエバンジェリストの西脇資哲氏。デバイスからクラウドまで一気通貫する新マイクロソフトのテクノロジーをディープに、わかりやすくアピールした。

20インチ4Kタブレットや3Dプリンターなどを使ってみた

 1時間40分におよぶ基調講演の中、西脇氏が最初に登壇したのは樋口泰行社長が法人向けタブレットの需要増加や事例について紹介した後だ。西脇氏は、樋口社長とともに、ステージ後方のひな壇に並ぶ国産のコンパーチブルPC、3万円以下の低価格なタブレット、Surface Pro 3などを次々と紹介。20インチの4KタブレットをTBSでの利用事例のように電子フロップとして掲げ、「ひまわりの画質がそのまま展開できるクオリティ。雨が降っていても大丈夫」とアピールした。軽さや使いやすさ、なによりそのバリエーションの豊富さが大きなポイントだ。

20インチの4Kタブレットで高精細なひまわりの画像を披露する西脇氏

 次に西脇氏が見せたのは、マルチ決済機能を持ったタブレットのデモだ。西脇氏は画面から商品を選択し、クレジットカードをタブレットでスワイプして直接決済。非接触のポイントカードで当てることで、ポイントまで付与した。各種決済の認定を持っているので、さまざまな決済サーバーやクラウドと連携できるほか、タブレット自体でさまざまなデータ分析も行なえる。汎用的なタブレットに付加価値を付けることで、専用機よりも、より安価に、より柔軟にシステムを構築できるわけだ。

マルチ決済機能を持ったタブレットクレジットカードをスワイプして決済

 紙を出力するように3Dを造形できる3Dプリンターのデモも披露された。西脇氏によると、WindowsではDirectXをベースにした技術により、標準のプリンタドライバで3Dプリンターも利用できるようになっているという。「Windowsでは既存のCADアプリケーションから直接3Dプリンターにつなげる仕組みを提供している」(西脇氏)とのことで、USBで接続された3Dプリンター(3Dシステムズ社製)から試作品を出力した。

Windows PCからUSBで3Dプリンターに接続過去に3Dプリンターで作成したモノを披露する

1台のSurface Proであらゆる作業を渡り歩く

 2回目の登壇は、DynamicsCRMとOffice 365、PowerBIとの連携デモだ。モバイルデバイスとクラウドを連携することで最新の営業環境を一人一人に提供するという樋口社長のシナリオに従って、生産性を高めるテーマのデモを披露した。

DynamicCRM、Office 365、Power BIなどによるクラウドでの営業力アップを掲げる樋口泰行社長

 西脇氏は、ステージ後方のひな壇から1台の「Surface Pro 3」を取り出し、コンビニなどの出店計画、建設、病院、不動産などさまざまな業種で行なわれる「敷地調査」をスタートする。Surface Proで開いた敷地調査のアプリケーションに、まずは撮影した候補地の写真を登録。次に候補地の敷地や商圏の評価をタップし、クラウド上にアップする。ここまではタップメインで進めるが、同じ画面で地図と写真を比較するなど、Surfaceならではのメリットをさりげなく入れるのがミソだ。

まずは敷地調査。候補地の写真を登録し、評価をレポート写真を見ながら、地図でロケーションを確認

 敷地の登録作業を終えた西脇氏は、おもむろにExcelを開き、キーボードとマウスでこれまでの調査のレポートを作成する。タブレットを使った登録作業から、キーボードとマウスと使った集計作業まで1台で済むのがメリット。しかも開いたExcelのデータは、そのままクラウド上で共有でき、Office 365で開くことができる。会社に戻ってファイルサーバーに保存するといった手間は不要になり、生産性は従来よりも向上するという。さらにExcelファイルをPower BIに持ってくれば、Surface Proのみでさまざまな分析が可能になる。

 さて、クラウド上に登録されている写真を見た西脇氏は、より魅力的な候補地があるのに気がつく。そこでその写真を登録した担当者に候補地の周りについて聞こうと直接連絡を取るわけだが、この場合も写真をメールに添付して、撮影した担当者をわざわざ探すのではない。登録された担当者をクリックすることで、直接ビデオ会議を招集できる。しかも相手のステータスが表示されているので、連絡を取る前に最適な手段を選択することが可能だ。

 Lyncで担当者を招集した西脇氏は、ビデオと音声でアドバイスを受けながら、PowerPoint Onlineの画面を共有し、地図を見ながら、具体的なアドバイスを受けたり、直接ファイルに書き込みを入れてもらう。「相手に直接ファイルを操作してもらえるので、非常に生産性が高い。遠隔地にいる相手の暗黙知を用いて、私の資料作りを助けてもらえる」(西脇氏)。

写真を撮った担当者をLyncで呼び出し、アドバイスをもらったり、直接ファイルを編集してもらう

 候補地リストができたら、次は関係者にPowerPointの出店計画資料を公開する。ここではできた資料を企業向けSNSのYammerに登録しつつ、DynamicCRMに案件情報として更新。さらに西脇氏は、タブレット向けの出展計画の提案書まで作成。ここではWindowsストア用のアプリをノンプログラミングで作れる「Project “Siena”」を用いる。先ほどのExcelファイルをインポートし、見せ方や付加情報を登録。「タッチのアプリケーションを、タッチで作る」(西脇氏)とのことで、作った候補地カタログを聴衆の目の前で実行した。

 そして、ここで終わらないのが西脇流。「先ほど樋口が申し上げた現場目線、そして、われわれがチャレンジャーであることを思い返さなければならない」という前振りで取り出したのがiPad。西脇氏は、社内SNSのYammerに登録されたPowerPointファイルを「Office for iPad」で開いて見せ、Office 365とiPadの相性のよさをアピールした。

マイクロソフトのイベントで「Office for iPad」のデモiPad上から先ほど作った資料を参照してみせる

 西脇氏のデモを受けた樋口氏は「マイクロソフトのイベントでこんなにiPadを使う日が来るとは思わなかった」と驚いて見せたが、これが今のマイクロソフトの変革。樋口氏は「いろんなツールがシームレスにつながる。これは生産性に効いてくる。トータルの効率のよさが強みだ」とアピールした。

IoTや機械学習、自動翻訳、新アプリ「Sway」まで

 3回目の登壇では、IoT(Internet of Things)や機械学習、メディアサービスなどの最新の取り組みを紹介した。西脇氏は、運行状況やアセットのモニタリングを行なっているロンドンの地下鉄でのIoT事例や、過去の試合動画をマルチデバイスで観られるJリーグの動画アーカイブなどを「先進事例ではなく、すでに使っている事例」として披露した。

地下鉄構内のエレベーターの動作などをチェックできる。機械学習で故障かどうかを自動判断する

 さらには動画データからテキストのインデックスを取り出す「Azure Media Indexer」、Skypeでの自動翻訳機能、Windows Phone上で動作する音声認識のコルタナ、マルチデバイス対応のドキュメント作成ツール「Sway」などをビデオやデモを踏まえて披露。テクノロジーカンパニーとしてのマイクロソフトとしての底力を見せつけた。

Skypeでの自動翻訳に関するデモ最新のドキュメント作成ツール「Sway」でSurfaceのドキュメントを作成

 直前のデモ内容を振り返りながら、とにかくわかりやすく、しかもディープに製品やサービスの魅力を伝えた西脇氏。新マイクロソフトの可能性を披露した数々のデモは、基調講演に集まった数千人の聴衆を魅了した。

デモで使われたビデオ会議ツールはSkypeではなく、Lyncの誤りでした。お詫びし、訂正させていただきます。本文は訂正済みです。(2014年10月25日)

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