グーグルは10月22日、USBセキュリティキーを用いた2段階認証を導入した。
これまでグーグルでは2段階認証として、画面上のパスワードに加えてコードをスマホなどのモバイルデバイスに送信する認証を用いているが、なりすましを確実に防止できるわけでなく、確認コードをスマホに送信してパソコンで入力する行為を毎回行うのは少々面倒だった。
USBセキュリティキーでは画面上のパスワード入力による認証と、パソコンに挿したUSBドングルとの暗号化通信によって2段階認証を行う。USBセキュリティキーはキーホルダーなどにぶら下げておけるため普段から持ち歩ける。
利用できるのはUSBポートを備えるパソコンで、対応OSはChromeOS、Windows、Mac OS、Linux。Google Chrome ver.38以降で利用できる。USBセキュリティキーは“FIDO Universal 2nd Factor(U2F)”仕様のものであれば利用でき、現在国内ではあまり流通していないが米国ではAmazon.comなどで販売されている。