人気の「デュアルチャンバー」イヤフォンに上位モデル
日立マクセルは10月21日、「mシリーズ」のカナル型イヤフォン「MXH-RF800」を発表した。ドライバーは10mm径のダイナミック型。インピーダンスは16Ωで再生周波数帯域20〜22000kHz。ドライバーの背面に空間を大きく設け、ハウジング内の空間を2層に仕切ることによりドライバーの振動効率を制御した「デュアルチャンバー」構造を採用している。
mシリーズは同社製イヤフォンの中でも、高音質を追究しているハイエンドライン。パッケージにも「m」の文字をデザイン化したロゴを大きくあしらい、エントリークラスのイヤフォンとは一線を画したイメージで訴求している。これまでにもダイナミックドライバーを2基搭載した「DD600」やダイナミックドライバーとBA型ドライバーを組み合わせたハイブリッド型の「DBA900」などを製品化・販売している。
MXH-RF800は同じくデュアルチャンバー構造を採用した「RF500」の上位に位置するモデル。「RF500の聴き疲れしない素直な音が好き」という声が多かったことから、企画に着手したという。空間設計を一新し、筐体にはアルミニウムとABS樹脂を採用。高域中の“耳に刺さって”聞こえやすい帯域は抑制、臨場感を再現する低帯域は増強。長時間聴いていても耳が疲れにくく、クリアで広い音場の感じられるサウンドに仕上げた。
ボディーカラーはブラックの1色展開。紫色のアルミニウムキャップを採用して高品位感を演出した。紫の色合いもデザイナーと相談し、上品な色合いに仕上がるよう調整したという。価格はオープンで、実売価格は税抜き2万円前後になる見込み。10月25日に発売する。