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日本独自の進化を遂げた、新Office特集 第3回

ライセンスの違いや購入方法などをまとめてみた

Office PremiumとOffice 365 Solo、10の疑問

2014年10月22日 09時00分更新

文● 松野/ASCII.jp編集部

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Q6 マルチデバイス対応ってどんなデバイスにも有効?
A6 Android版タブレットに対応していない、iPad版は台数制限あり

 Office 365 Soloのマルチデバイス対応により、Office Mobileとの連携によりAndroid/iOS搭載のスマートフォンやiPhoneでもOfficeデータの閲覧、編集が可能になる。ただし現在のところ、AndroidタブレットにはOffice Mobile for Androidをインストールすることができない。また、より高度な編集が可能なiPad版Officeは日本でまだ提供されておらず(2014年内に国内提供予定)、インストールは2台までという台数制限がかかる見込みだ。

Q7 これまでみたいなエディション違いってあるの?
A7 Office Premiumのみ3種類のエディションを用意

 Office Premiumのエディションは「Office Personal Premium」「Office Home & Business Premium」 「Office Professional Premium」の3種類で、それぞれ含まれるアプリケーションが異なる。Office 365 サービスが有効な間は全エディションでOffice Professional Premiumと同等のアプリを利用できるが、当然契約が切れれば永続ライセンスのアプリしか使えなくなってしまうので、PCを選ぶ際は注意するといいだろう。対応表は以下の通り。

各エディションで利用できるアプリ一覧
デスクトップアプリ Word Excel Outlook PowerPoint OneNote Publisher Access
Office Personal Premium × × × ×
Office Home & Business Premium × ×
Office Professional Premium

 なお、Office 365 Soloは単一のエディションでの提供となる。

Q8 Office 365 Soloの契約に必要なものってある?
A8 ネット環境とMicrosoftアカウントが必須

Officeのホームページでプロダクトキーを入力したあと、Microsoftアカウントでのログインを求められる

 Office 365 Soloを利用するためには、Officeのホームページからマイアカウント ページを作成する必要がある。POSAカードなどに明記されているプロダクトキーを入力したあと、Microsoftアカウントとパスワードの入力を求められるので、普段利用しているアカウントでログインするか、新規にアカウントを登録しよう。 また当然だが、インターネット環境がない場所でのインストールはできない。

Q9 法人向けOffice 365 Businessとの違いってあるの?
A9 法人はPC5台まで、エデイション違いや値段など、結構違う

 すでに国内でも法人向けにリリースされていたOffice 365 Businessは、365 Soloと違いエディションが複数存在するほか、代表的なエディションであるOffice 365 Business は年額1万368円で、わずかに安価な価格設定がされている。機能を絞ってさらに安く提供するBusiness Essentialsや、大企業向けのEnterpriseなど、豊富な選択肢があるのは大きなメリットだ。

 さらに5台までのPCにインストール可能で、ビジネス向けメールサービス「Exchange Online」が利用できるなど、よりビジネスユースに適した仕様となっている。一方Office 365 Soloの利点は、一部法人エディションでは使えないデータベース作成アプリ「Access」が利用できる点、Skype無料通話が付属する点など。OneDrive容量1TB付属、マルチデバイス対応は共通だ。

Q10 結局どっちを使えばいい?
A10 可能であればOffice Premiumがオススメ

 2つのライセンスそれぞれに長所はあるが、筆者としてはOffice Premiumをオススメしたい。日本ではサブスクリプションサービスがまだまだ浸透していないこともあり、やはり永続的に使えるライセンスは魅力的だ。また、Office 365のクラウドサービスをメインで使う場合にも、1年間の利用料はOffice 365 Soloの1/2の金額で済むのだ。PCの買い替えサイクルが伸びている昨今の市場動向もかんがみれば、買い替えのタイミングでOffice Premium搭載PCを1台購入しておくことで、結果的に安く済む場合もあるかもしれない。

(続く)

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