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ネットプロモの成功のカギとは!? ウェブ担のお悩み解決! 第6回

「今のウェブ販促に足りないもの」とは?

大手ショッピングモールでは不十分!? ネットショップ作成サービス3社が語る

2014年10月30日 11時00分更新

文● 二瓶 朗

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2014年9月25日に開催された「THE WEB EC SUMMIT 2014」。第2部ではパネルディスカッションが催された。

 去る2014年9月25日に開催された「THE WEB EC SUMMIT 2014」。第1部では「BASE」「STORES.jp」「minne」「Jimdo」、そして「BiNDクラウド」の「ウェブ・ECショップ構築サービス」が自サービスのプレゼンを行なった。第2部ではパネルディスカッションが催された。

オンラインビジネス成功のためのツールとは?
サービス提供サイドが語り尽くす

 「THE WEB EC SUMMIT 2014」の第2部では、パネルディスカッション「オンラインビジネス成功のためのツールとは」が催された。

 東洋経済オンライン編集長・山田俊浩氏がモデレーターを務め、以下の3社・3名がパネリストとして登壇し、議論を進めた。

株式会社ブラケット(提供サービス:STORES.jp) 塚原文奈氏

株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ(同:Jimbo) 高畑哲平氏

株式会社デジタルステージ(同:BiNDクラウド) 熊崎隆人氏

 このパネルディスカッションでは、4つのテーマに沿って話が進められた。まずはそれを総括していこう。

●テーマ1:大手サービスへの依存

 モデレーターは、オンラインショップサイトを運営しようとするとき、すでに大手の出店サービスがあるのだからそれを利用すればいいのでは? という疑問を投げかけた。

 熊崎氏をはじめとするパネリストたちは大手のモールサービスやショップポータルサービスを利用する手段も確かにあると肯定しながらも、大手のサービスでは自サイトでのオリジナリティが出しにくいと指摘した。塚原氏は「モノの販売にはビジュアル要素が大きく影響する。モール型サービスではサイトの表現に制限がかかることもある」と言い、高畑氏は「大手サービスの集客力は侮れない。ただ自分の経験でも、大手サービスから購入すると、価格を比較してショップを選択するので、どこで買ったか記憶が残らず、リピートしない。ファン(固定客)を作るなら、印象に残る個人サイトを運営したほうがいい」と主張した。

●テーマ2:PCとモバイル、それぞれの特性

 次にモデレーターは、スマートフォンの登場以来、モバイルデバイスが一般化したことによって、PCとモバイルの両方に注力してECサイトを運営する必要のある現在だが、今後はどうなる? と尋ねた。

 熊崎氏は「レスポンシブサイトの需要は高まる」と予想。塚原氏は「客側の画面だけではなく、ストアオーナーだけが見る管理画面もスマホ対応にする研究が求められる」を述べた。高原氏は「モバイルデバイスを使う頻度は地方よりも東京のほうが高い。自サイトに訪問するユーザーを正確に分析して対応することが必要」とした。

●テーマ3:SNSの効果的な使い方

 モデレーターは、客を増やし、売上を増やすためにSNSは重要だと思われるが、効果的な使い方にはどのようなものがある? と質問。またその際、会場を訪れた一般のECサイト運営者に、販促としてSNSをどの程度使っているかが質問されると、Facebookを利用している人が8割、Twitterを利用している人が6割という感じだった。

 熊崎氏は「SNSの流行は変わるもの。時代の変化に柔軟に対応してSNSを活用して顧客を集めることが重要」と回答。塚原氏は「SNSをコミュニケーションツールとして活用すべき。商品情報のような、こちらの伝えたい情報だけを流すだけでなく、ニュースやコンテンツといった情報を流したり、ユーザーと対話したりすることが大切」と答えた。高畑氏は「SNSを使って、自サイトのファンとコミュニケーションすることが重要。ファンでない人に対するアプローチに力を割きすぎるのは得策でない」とその力の入れどころを指摘した。

●テーマ4:おすすめの販促手段

 モデレーターは、ショップの売り上げをアップする販促手段として最適なものは何か? とパネリストに尋ねた。なお、パネラーたちとの事前打ち合わせでは、全員が「写真」という回答だったと明かされた。

 それを受けて塚原氏は「写真がキレイであればあるほど売上につながるのは確か。STORES.jpではプロが無料で撮影するサービスもあり、それで売上が倍増したケースもある。また、写真で商品の世界観を表現したり、ちょっと背景を変えたり、ときにはモデルを入れたり、いろいろ工夫してもらいたい」と話した。熊崎氏は「メールが重要。テキストメールではなく、工夫を凝らしたHTMLメールを作成したい。ブログも効果はある」と“原点回帰”を提起した。高原氏は「見出しやタイトルに力を入れ、5W2Hを明確にしてユーザーの目を惹く。新聞を参照にするといいと思う」と述べた。

 このような具合で会場を沸かせてパネルディスカッションは終了した。次ページからはこの中から熊崎氏の発言を掘り下げ、BiNDクラウドに関する話題に絞って紹介していこう。

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