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アップルウォッチにマイクロソフトが対抗か=報道

2014年10月21日 07時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)/大江戸スタートアップ

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 サティア・ナデラCEOに聞きたい、Windows Phoneをベルトで腕に巻きつければいいのか?

 米経済紙フォーブスが、マイクロソフトが数週間以内にスマートウォッチの発表を予定していると報じている。プロジェクト関係者の証言で、クリスマス商戦が狙いという。バッテリー持続時間は2日間で、1日しか持たないと報じられたアップル「アップルウォッチ」に比べて、やや長めになるそうだ。

 また同日、ルイ・ヴィトンやフェンディなど高級ブランド品のコングロマリットであるモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH)もスマートウォッチへの参入を検討しているとウォールストリートジャーナルが報じている。LVMHで腕時計部門を統括しているジャン‐クロード・ビバー(Jean-Claude Biver)氏がインタビューに応じた。

 名前は明かさないもののIT企業との提携を考えているといい、「おそらく9ヵ月以内に」スマートウォッチを発表する予定だとビバー氏は明かしている。

 ただし、ラグジュアリーブランドでスマートウォッチを成立させるには矛盾がある。「わずか2年で(技術や仕様が変わって)用済みになってしまう、2000ドル(約21万円)の高級スマートウォッチをどうやって正当化すればいい?」と、ビバー氏は販売面での悩みを抱えたままだ。

 グーグルグラスのような眼鏡型のウェアラブルデバイスも似たような課題を抱えている。スマートフォンと同じようにプラットホームが育たなければ付加価値が見つけづらい製品を売らなければならないのだ。グーグルグラスの責任者アストロ・テラーは「ウェアラブル商品は一筋縄ではいかない」と述べている。

 一方、フェイスブックが買収したゴーグル型ディスプレイのオキュラスはゲーム愛好家たちに好意的に受けとめられ、日本で開催されたゲーム系展示会でも長蛇の列ができていた。スマートフォンの次を担うハードウェアプラットホームは、腕時計か、眼鏡か、ゴーグルか、それとも……ロボット

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