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四本淑三のダイエット・ギークス 第6回

実はフライヤーの代用品ではない

油なしで揚げ物ができるノンフライヤーの機能をチェック

2014年10月19日 12時00分更新

文● 四本淑三

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ノンフライヤーはフライヤーの代用品にあらず

 フィリップスの「ノンフライヤー」が売れているそうです。初代の「ノンフライヤー HD9220」は、2013年春に発売されて以降、2014年6月までに30万台を売り上げたのだとか。

 油を使わず揚げ物ができるというウワサの調理器ですが、電熱器で起こした熱をファンで撹拌し、素材をまんべんなく過熱するという機能は、従来からあるコンベクションオーブンと同じ。実態としては高速熱風循環調理器であって、決してフライヤーの代用品ではありません。

ハンドルの付いた引き出し型バスケットに食材を入れて過熱するスタイル

本体内部、バスケットの上面には電熱器が。この熱をファンによって撹拌します

バスケットの底面。いかにも旋風を巻き起こしそうな手裏剣型の凸部があり、空気の循環を助けるような構造になっています

 しかし、ノンフライヤーの成功は、実際の利用シーンや、そのメリットの伝わりやすいネーミングにもあったと思われます。油を使わずフライが作れるのだから、脂質を抑えた調理が可能になる。後片付けも簡単。全世界の主婦の皆さんが歓喜するのは当然と思われます。

 この成功を受け、2014年9月には日本向けの特別仕様となる「ノンフライヤープラス HD9530」が発売されています。Amazon価格で2万6136円。日本のユーザーから上がってきた要望を反映した製品と聞いていますが、熱風調理器としての機能を拡張するモディファイが加えられているようです。

 そこでフィリップス様からお借りして、1ヵ月ほど試用してみました。

(次ページでは、「意外と大きく、煙も出るからキッチンに設置がベター」

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