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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第103回

LTE対応タブ、AQUOS、MeMO、ThinkPadのカメラを比べる

2014年10月20日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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ユニークな機能満載のMeMO Pad
編集機能充実のThinkPad

 最後に独自のカメラ機能などを見ていこう。まずはAQUOS PAD。スマホでもおなじみの「NightCatch」「フレーミングアドバイザー」「全天球撮影」に対応している。豊富な撮影モードも魅力だ。

AQUOSシリーズのスマホと同様に、撮影の構図を教えてくれたり、撮影モードも多数用意されている

 MeMO Pad 8は撮影モードが充実しており、タイムシフト撮影でシャッターを切る2秒前からの画像を確認できる、単焦点撮影、スマートリムーブで写り込んだ人などを消去、オールスマイルで被写体の写真を笑顔に合わせる、美人化する加工、GIFアニメーションの作成や多くのエフェクトがある。ギャラリーの編集機能も充実している。

MeMO Pad 8も撮影モードは充実している。タイムシフト撮影でシャッターボタンを押した瞬間からさかのぼることも可能

背景をボカして一眼風の写真にしたり、エフェクト機能も

 ThinkPad 10はカメラの標準機能としてAQUOS PADの全天球撮影に似たパノラマ撮影機能があるが、合成の仕方はAQUOS PADより劣る。他にはタイマー機能とフラッシュ、露出設定くらい。動画の撮影も撮影サイズを選べるのではなくフルHD一択のようだ。ただし画像の編集機能として、Windows標準のものと、レノボの「Photo Editor」「Video Editor」があり、撮影後の編集や加工は非常に充実している。

天球撮影をする機能を搭載

Windows標準の編集機能に加えて、レノボ独自アプリも


カメラ勝負はMeMO Pad 8の勝ち

 今回はMeMO Pad 8を勝ちとしたい。起動時間や実写比較の結果もあるが、面白い機能が多いというのが決め手。普通に撮れば3機種ともサクサク、キレイに撮れるのはわかったので、あとは使う楽しさを重視した。

 AQUOS PADはスマホと機能が重なっているが、シャープ製端末は初めてという人にはいろいろと面白く感じるだろう。

 ThinkPad 10は撮影時の機能があまりにも少ないので、どうしてもカメラ重視では買いにくい。ただ撮った画像は決して他の2機種に負けていないし、その広い画面と強力なマシンの性能を活かした「編集」に力を入れているのは好印象だ。

 次回でこのタブレット比較は最後となる。スマホ以上と期待できるスタミナ、そしてここまで紹介できなかった数多くの独自機能を見ていくので参考にしてほしい。


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